間違いなくこの10年における名盤。スガダイローのテクニックは素晴らしいですが、ジャズに対する発想力がまったく従来と違う。フリーとは何か?は永遠のテーマですが、彼は一つの回答を示したと思う。それくらいの一枚。
アマゾンで入手できなかったので、別のルートで手に入れました。
この本は人生の道しるべともいえる傑作だと私は思っています。
主に早川さんのサイトに載ったものを編集しています。
今まで何度となくサイトにアクセスし、同じ文章を何度も読んでいました。
ようやく、パソコン立ち上げてアクセスしてという作業なしに本として読めるようになりました。
どう生きるかなんてどうでもいい人にとってはもしかするとどうでもいい本かも知れません。
この本には悩める人に対する癒しのようなものが至る所に散りばめられています。
「弱さこそ正しいのだ」と言い切る早川さんの文章や音楽に多くのファンは救われてきました。
私はこの本のメッセージに普遍性を感じています。
早川さんの音楽を知らない方々にもぜひ一読していただければと願っています。
早川義夫自体知らなかったんです。知ったきっかけは、DVD借りた映画がきっかけですそのなかで 「君のために」と言う唄を聴いてからしりました。このCDしか、この唄が入っていません。 購入してからほかの曲も聴きましたが、とても良かったです。
たしかにとげのある表現もある。矛盾だと思うこともある。しかし、何度も読んでしまうのである。はじめて読んだのは早川さんが復帰して間もない頃お茶の水の店頭で文庫本で。今は新装本で。正しいかどうかなんて私にはわからないが限りなく素敵なのだ。早川さんが本当は何を伝えたいか知りたくて何度も読んでしまう。遠藤周作さんの「私が捨てた女」を読んだときもそうだった。何十回と読んだ。「ラブジェネレーション」何度読み返しているだろうか?本を買う意味とはここにあると思う。そうでなければ、図書館で読めばいい。早川さんはいつも唄っている。本の中でも。CDを買ったような気分だ。
10代の頃初めて聴いて以来、今なお、強烈に印象に残っている作品です。
ジャックスのちょっと露悪趣味でサイケ・パンク風なサウンドよりも、一聴するとソロであるこちらの方が穏やかに聴こえますが、実はこの楽曲集の方が遥かに深く重い作品だと思っています。
正直言って、暗過ぎるのであまり人には、勧めたくないし、自分でも一時期のように頻繁には聴いていません。これを聴かせると、大抵の人が露骨に無視・拒否反応を示すか、黙り込んでしまうかどちらかです。
しかし早川義夫の、何気ないが<あらかじめ呪われた>ような、あるいは毒を撒き散らすような歌や言葉は、いつまでも私の頭に突き刺さっています。今でも早川義夫の歌を聴くと、私の心はスイッチが入ったように、ざわざわしたような変な気分になります。
私にとって、ジャックス、早川を聴くという行為は、青春時代の思い出とかそんな一過性のものではなく、まるで初期レナード・コーエン、ドアーズ(ジム・モリソン)やティム・バックリー、三上寛体験みたいに、歌や言葉に込められた人間の情念というものの寒々しさや本質に迫る稀有な体験でした。
本作は、ジャックス同様、<呪われた歌>、<猛毒歌謡>というものを是非聴いてみたいという人限定におすすめいたします・・・。
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