女性が社会にでて働くことの大変さや教訓を坂東さんの経験を交えて書いてありました。 特に独特の切り口といったわけでもなく、内容的にはおもったより普通でした。 でも、いま会社で働いていて悩みがある人にはヒントになるのかもしれません。
嫁さんにたのまれ購入しました。満足してるようですが内容まで聞いてません。
著者は一体どういう人を対象に書いたのだろうか。「女性の品格」と大仰に題しているが、すべての女性に向けられているとも思えない内容。どちらかというとハイソで知的な感じの女性、そういう一類型しか念頭に置かれていないのでは。常識的になるほど、と思う指摘も多々有るが、結局はあたりさわりのない議論の域をでない。「女性の」というくらいなら、もう一歩つっこんで、女性に関する普遍的な思索を織り込んでいかないと、けっして万人の心にはとどかないだろう。単なるマナー本である。この浅薄さは新書ゆえ仕方ないとは言えないと思う。著者にもうすこししっかりした知性と誠実さを期待していただけにがっかり。
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