大昔、授業で聞いてはいたけれど、ここまでとは凄い感じ。 夜警 を初めて見たのは、t.v.だったように思う、それも今年か 去年の印象、前に見たことがあるとしても、そんな感じくらい。 綺麗な素敵な画に見えた、人々が集まり、夜警である、 物々しく?というか何というか。 そして、この画について、映画まであるとは、今日の今日まで 知らなかったし、偶然視たのであった、ほほーと。 それまでは、ぱっと見だけでは、割りと好きな方の画だったしなあ・・。 結構衝撃的・・。 まあ凄いわねー、ここまで来ると云々である・・。 うんぬん なんて、今の人に解かるかしら・・。 何か言ってるって、感じで・・。 わたしが聞いていたのには、落ち穂拾い は貧しい人達を 描いたものだとか、それと別には絵画の世界はそれぞれの昔の当時の人達が 公けには決して口にも出来無いようなことを、画で表現したとか何とか、 つまりは社会派的なものであると、社会批判等を密かに画に盛り込むとかね。 もっと簡単に考えていたわたしにとって、だからこの 夜警 は、 物凄い裏なんだなあと、そして、何だか物凄い表現方法だなあ、と。 ここまで来るとすれば、どの絵画もその裏を知りたくなるというものでしょう。 てか、レンブラントについて、調べてみたくなりました。 あの結末も、ある意味納得してしまう・・。 レンブラントも、結構好きかもだけれどなあ・・。
グルーグ抒情曲は、このポブウォツカ全曲集、ギレリス選曲集、館野泉選曲集の3つを持っていますが、このポヴウオッカの演奏が一番素直で丁寧です。一音ずつ丁寧にうたうように弾いていて、抒情曲というに、もっともふさわしいと思う。ギレリス版には、もちろん煌めくような演奏があります。
真面目に夜警を務めている栄田雄一郎の前に一人の少女が現れるところから物語は始まります。
彼女が幽霊だと言うことが解り、いくつかの望みを叶えて貰いますが、そこから彼の周りがいろいろ変化してきます。そして、いくつかの「死」が・・・。
それぞれの人間のエゴが絡み合い、人間の持つ「業」のようなものが、やがて人の「死」をもたらします。
人のちょっとした決断が他人に及ぼす影響について、普段は気にもとめません。しかし、程度の差こそあれ、他人に影響を与えているものなのですね。
多くの登場人物が絡み合う展開はいつも通りですが、少女は天使なのか死神なのか、謎を抱えつつスピーディに展開し、いつも以上に読ませてくれます。気楽に読める楽しい一編です。
館野さんの若い頃の演奏である。もちろん、両手が使えた頃の。グルーグ抒情曲は、ギレリス選曲集とポヴウオッカ全曲集も持っていますが、一番素直な、ポヴウオッカ全曲集がお勧めです。グリーグ没100周年記念盤として出ています。ギレリスも、もちろん煌めくような演奏なんだけど、やたらに速い演奏もあったりして。
今回も料理上手のアメリアの面目躍如の場面が多く、 ミートローフを挟んだサンドイッチにソーセージと一緒にグリルした温野菜だの、 サクサクのパイ皮のお菓子だの、魚を生ハムで包んだグリルだの、見事にお腹がすきます(笑)。 こういった登場人物の「生活」を丁寧に書いてゆくところが、紫堂さんの素敵なところです。 アメリアのにーちゃんが自分でアイロンを白衣にあてるのですが、暖炉から熾火を火箸でひろってアイロンに入れているコマがあるのに感動しました。 どの作品のあとがきまんがだったか忘れましたが、紫堂さんが 「ロード・オブ・ザ・リング」がホビットのこまごました日常を丁寧に描いているように、キャラクターたちの日常を丁寧に描いていきたい、とかかれてらっしゃいました。 物語の体温は、ハラハラドキドキのあらすじを追うことではなく、こういった登場人物たちが生きている世界の丹念に描かれた「日常生活」を読むことではじめて感じるものなのだと思います。 料理を温めたお皿でいただくのと、冷めたお皿でいただくのでは、美味しさがちがいますよね? この温度の丁寧な管理が、紫堂さんの「味」ではないのでしょうか?
お話は、アメリアの求婚者3名とお見合い話しを中心に進みます。 自分自身の好きとか嫌いよりも、兄や村の中に溶け込むことを優先しようとするアメリアの心理の「幼さ」が切ないです。 のー天気なアメリアですが、1巻から「孤児」「よそ者」という彼女の恐れる闇が丁寧にかかれているので、義理とはいえ、「お母さん」「お父さん」を自分で選ぶことに対する戸惑いが重いです。 結局「嫁」というよりは「料理人」もしくは「ハウスキーパー」募集のようなお姑さんのいる許嫁を「もっと辛い思いをしたことがあるから」と選んでしまうところが、とんちんかんでよかったです。
どうでもいいけど、アメリアって胸でかいよね A^^;
前巻のレビューで最後にちょろっと懸念していたことが現実になってしまいました A^^; 他の皆様のレビューを拝見していませんでしたので、ちょっとびっくりしております。 情報ありがとうござました。 結局どうなったの? というエンジェリック〇ームとか、他の作家さんと共著でやってらしたものとか、いろいろとございましただけに、引っ越し先は決定しているようですので一安心です。
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