マイ・フェイヴァリット・シングスが、最高に良い。 1〜4、7曲目はクリスマスの曲であり、その時季と季節感は仕方がないが、それ以外は、いつ聞いてもOKな感じ。 全部バラードなのに、このパワフルさは?と思えるほど、力強い。何か、針が振り切れるような感じさえする。そして、脳にしみ渡るような、まさにアルファ波が出てると思う。 5、8〜11曲は、宇宙空間やスペースシャトルの映像で聞きたくなる。富士山の空撮映像もいい。
荒涼とした砂礫砂漠で、闇夜に突然、ヘッドライトに照らされたラクダがぎゃおぎゃおと車に向かってほえ猛る様子は、実際に経験した著者でないと書けない迫真にせまっている。西洋と東洋の接点である中東は、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の歴史上の遺跡が多く、中でもペトラ遺跡に対する、生の旅情報はここを訪れようとしている旅行者にとって、とても貴重なものとなるに違いない。死海の湖岸に生育する草木や魚、ハエにまつわるエピソードやアラブ女性の地位と多重婚に関する密着調査報告は、読者の認識を新たなものにしてくれる。
地球の歩き方は、海外に行くたびに購入しています。重宝しています。
90年発表の5作目。この作品は名作の多い彼らの作品の中でも別格。予定していた製作日数が大幅に延びたためにオクラ入りしていた『プロテスト・ソング』が蔵出しされたことは有名だろう。しかし本作はその時間延長を物ともしない作品に仕上がっている。最高傑作と言っても良い、3rdや2ndを軽く蹴散らすかのようなこの作品の仕上がりには驚くばかり。細部まで丁寧に作られたサウンドに舌を巻くかのような傑出した名曲が19曲も詰まっている。正座して聴きたくなるほどのクオリティながら、作品そのものはゆったりと豊かな時間が流れていくかのようなやさしさに包まれている。元々このアルバムはアメリカの伝説的アウトロー、ジェシー・ジェイムスをコンセプトにした作品の予定だったらしいが、途中でそのコンセプトは頓挫。頓挫というよりはコンセプトが発展してしまったとするのが妥当なのかもしれないが、何にしても楽曲ありきの作品になったことは間違い無い。 全体的にややロック的な迫力は乏しいものの、彼ら本来のエレガントさとメロディの良さはこの作品が一つの頂点であり、個人的には彼らにこれ以上は求めるものがないほどの完全無欠の作品である。 とにかく聴いた後の高揚感と満足感が全く違う。音楽が全て終わった後の余韻すら素晴しい。
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