この著者の作品はライドバック(アニメ)から 入りその漫画を読んで漫画の世界観と ライドバックのメカ設定も少し受け付け なかったのですがこの作品はそれ以上。 手足がエヴァのような生体に近いメカは 見ていて生理的に受け付けない。もっと機械 っぽくする方が私の好みなので。
設定も女子高生がそちら方面の関係者ってのは セーラー服と機関銃以来それほど奇抜でもなく 設定にも少し物足りなさを感じる。 その女子高生が生身でザッド?っぽい事を していたがそれについての説明は1巻ではなし。 丁度これから話が展開していくよって感じで 1巻が終わるので気になるのであれば・・・。
以下、全話見た感想です。
OPやジャケットだけを見ると、腕が付いたバイク程度にしか見えないかもしれません。 しかし、これは人体の運動能力を拡張するマシンです。ドライバー次第で思いもよらない動きを可能にします。
RBは3DCGで描かれていますが、滑らかで自然で躍動感のある動きです。 これを見てRBが欲しくなる人は少なくないでしょう。
原作とはかなり異なるストーリー。 中盤、弟が族と行動を共にするエピソードは原作にもありますが、残念なのは原作であった姉弟の会話が無かったこと。最後のキーファのエピソードが無かったのも残念です。アニメ版のデザインでベレンヘーナが見れなかったのも残念。ショートカットのリンが見れなかったのも残念。 たった1クールで終了したのは、こういった改変の点でももったいない。何よりも、RBの魅力を引き出すのに、たった1クールではまだまだ足りない。もっと見たかった。
あるトークライブイベントで漫画家鬼頭莫宏も、もったいない、自分が構成やりたい、と熱く語ってらしたようですが、同感です。どういう形であれ、もっとRBを味わいたい。 ダカールラリー編とか・・・
忠実にデザインがコピーされていていいと思いますし、ちょっと生成りの色合いもGOODです!
原作付のアニメ化作品のSET2ですが・・・ 前半までに「描きたいもの」が殆ど描けていなかったことでダラダラ感が否めません。
思わぬ形で正体が明かされないまま「ライドバック少女」として有名人になってしまった琳。 GGP・警察など多方面から追われる身となってしまう。
でも、バレエ時代の琳のファンだというすずりちゃんが、ライドバック取り締まり強化への反対デモに参加したら、赤いライドバックに乗っているだけでライドバック少女と勘違いされて注目されてしまい、琳たちの目の前であの事件が起こる。
で、大きな騒動になって行き、琳と珠代は岡倉の手引きで国外逃亡することになるが、GGPのロマノフ大佐による無人ライドバック部隊に襲われ、国外逃亡を断念、追っ手を振り切るべくライドバックで街へ。 時を同じくして岡倉とキーファはアリゾナ戦役の借りを返すべくロマノフ大佐の元へ・・・。
事象の関連性が良く判らないうちに、ロマノフ大佐が射殺されて騒動も終結・・・した・・・のか・・・。
あれだけの騒動で、いろいろな被害が出たハズなのに、ロマノフ大佐の失脚によりGGPの体制が替わっただけで、桜の咲く季節には琳が元通りの学生生活に戻って終わり、ってことはないと思う。 原作みたいに逮捕されてGGPに入隊・脱走・離反・反逆というような展開はないにしても、もっと別の終わり方があったように思えます。
材料(素材)が良かったのに料理法を間違えたのか、料理人の考えが間違ったのか、残念な作品になって悲しいです。 ライドバックはカッコいいし魅せられたけど、この作品の本質って何、と聞かれても答えは出しにくいでしょうね。
なんにしてもアニメオリジナルのGGPキャラ:ロマノフ大佐が「濃すぎ&クドくて」作品の質を下げていた気がします。 でもまあ、様々なことや終わらせ方に不満がありますが、ラストの「フェーゴでライド」するのではなく「フェーゴとライド」する琳の姿に、この作品で本来魅せたかった物語があったように見えました。
期待していた分が裏切られて−2、琳とフェーゴの舞で何かが補われた気がしたので+2、結局±0で☆3つ。
正直期待していなかっただけにこの出来には驚きました(もちろんいい意味で)。 まずとにかく映像がきれいであること。今回このライドバックがブルーレイで発売。ブルーレイとDVDでは、映像の違いは歴然です。ハイビジョンテレビをお持ちの方は是非ブルーレイ版を。 あと原作は未読ですが、話の流れがスムーズで非常に気持ちよく、内容もうまく説明しており、視聴者が置いてけぼりってことはまず無いと思います。 どこをとっても悪い所がまったく見当たりません。買って後悔することはまず無いと思います。
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