大分前に読んだのですが、何度も頭の中で彷彿するので、皆の評価はどうだろうと思いこのサイトを見てみました。 どちらかというと若者向けなのかもしれません。 2番目の方の評価が低かったのは世代が違うからだと思われます。(学生運動が盛んな頃の世代では…?) 最後の最後でその後どうなったのか…。それを考えるともう眠れません。(寝ていますが…) 読んだ後も長く考えさせられる作品だと思います。 まだ読んでいない方がいらっしゃったら是非読んでみてください。
映画のDVDでは見られない、撮影の様子がわかってとてもよかったです。
主人公がポジティブ?なのは無知だからじゃないかなぁ…と思います。
今時の若者という感じでしょうか。
設定が2001年なので既に懐かしいという感覚すらします。
オチが ちょっと不満です。
というのも、設定が陳腐な、ありがちでありながらだ、
どうやって終わらすかが、この手のパラドックスものの核だけれども、
変に深刻ぶる事なく説教じみる事もなく、このテーマをこの普遍性でねじ伏せる ストリーテラーっぷりは恐れ入谷のでんでんだいこであった。
おまけに、この究極のエンディング..................
これだけ普遍性を持たせつつ、メッセージありつつ、うますぎる!
あなたはどちらが海から浮かんできたと思いますか?
現代から過去へ→健太、過去から現代へ→吾一(森山未來2役)の、異世界で戸惑う二人の姿は当初コミカルでおかしかったですが、段々とシリアスな展開になっていき、終盤は神妙な気持ちで観ました。何気ない日常→おそらく戦死、の運命となった健太、おそらく戦死、の運命だった→平和な現代で生きる事になった吾一。吾一が現代の日本の姿を憂いていましたが、耳が痛いです。 健太のパニクる姿に「『シャレにならない』状況に置かれているオレ」の気持ちがすごく伝わってきました。しかし、「これ、元の世界に戻れなかったらどうなるの?話が収集つかなくなるんじゃ…」と心配になりました。私は放送されたドラマしか観てないのですが、ラストはどっちともとれる感じでした…私はどっちかわからなかったけど。森山未來さんは、時代の違う二人の青年の佇まいを、それぞれ自然に感じさせていて良かったです。個人的には健太のハジケ具合が好きです。
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