滝沢解&ふくしま政美、「元祖・女犯坊コンビ」がおくる怪作
中国であの世・地獄で大暴れした孫悟空の物語があるように これはあの「聖徳太子」が死んであの世・地獄で大暴れする物語であるのだ!!
轟々しい聖徳太子やシコメ、シコオといったみにくいキャラクター、 ロボットかサイボーグを想わせる「玄武」や象型巨大戦車、 地獄の記録など管理するコンピューター、原子炉といったものが出る始末 馬鹿馬鹿しいがふくしま政美が描くと何か自然である。
今は無き雑誌「漫画エロトピア」で連載された漫画『女犯坊』 怪僧ラスプーチンをモデルに創られたと言われるキャラ・竜水
贅沢、無駄に2ページ丸ごとつかった見開きに圧倒! おもわず引いてしまう描写もありますが、 連載当時のエロ・グロ・ナンセンスが解る作品です。
作画者・ふくしま政美と亡き原作者・滝沢解は 一度ケンカしたものの2,3回会うたびに和解したとか あと『女犯坊』がここまでウマく描けたのは、当時の ふくしま政美が竜水を想わせる豪快な人だったとか。 (『消えた漫画家 アッパー系』参照)
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