ビリープレストンが最も脂がのっていた頃のライブだけに
かなりノリノリ
演奏やボーカルにやや荒い面はあるものの、ものすごい勢いです
ストーンズの前座ということで
当時ストーンズのギターだったミックテイラーも参加(疲れて本番に響かんのか?)
ファンクな中にがっちりブルージーなかっこいいソロを聴かせてくれます
1.3.はビートルズのお馴染みのナンバーのカバー
さらに
2.ではスライ&ファミリーストーンの「ダンス トゥ ザ ミュージック」
9.では「アイ ウォント テイク ユー ハイヤー」
などが途中で挿入され、ビートルズ好きだけでなくファンク好きにもたまらない内容となっております
最後に音質は
24bitデジタルリマスターでレコードでは聴こえなかった音が聴こえるようになったとライナーノーツにありますが
そうは言えどもやはりライブな音質で、ライブにしてはいいかも、程度です
2001年に行われたジョン・レノンのトリビュート・コンサートのテレビ映像です。 10月2日に行われたのですが、その直前「9.11」が発生し、犠牲者への追悼チャリティ・コンサートとなったようです。 ポール・マッカートニーが提唱した「ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ [DVD]」が10月20日ですから、その少し前に行われています。
「9.11」というテロに対して、ジョンの歌でもう一度「愛と平和」を訴えかけようとしています。 確かに、ジョンは誰も気づかない頃からずっと「LOVE&PEACE」を語り続けています。 今でもリンゴは挨拶するように右手にVサインで「ピース」と微笑んでいる様子を見ます。 1960年代に世界中にこのスタイルは広がっていきました。 ジョンは、ビートルズの終わり頃から、抑え切れない魂を刻むようなメッセージや思想を、詩人が詩に詠むように、ロックンロールで世界に発信しました。 「平和を我等に」「ハッピー・クリスマス」「イマジン」「パワートゥザピープル」「インスタント・カーマ」「マインド・ゲームス」などは、単なる音楽ではなく、ジョン&ヨーコのメッセージです。 「愛と平和」「一人ひとりが願えば平和になる」「国境のないことを想像しよう」 政治や軍事に対して、歌で人々の心に平和の灯を燈そうとした主張は、滑稽で道化のように見えることもしばしばでしたし、世の中に影響を与えているのかどうかも手ごたえすら危ぶまれるものでした。
このコンサートを見ていて、ジョンはやはり思想家であったのだと思いました。 数十年も前の彼の主張がようやく理解できる、時代がジョンに追いついたと感じました。 常に戦争を繰り返す人類に対して、決定的なメッセージを発しているのに、夢想家としてしか見向きもしなかった世の中が彼の主張を聞き入れようとしているように思われました。
ジョンの作品がアレンジされて披露されていきます。なかなか味のある作品が多く、中でもシンディ・ローパーの「ストロベリー・フィールズ」は良かったですね。曲を紹介するのは、映画のビッグスターです。MCのケビン・スペイシーは、最後に自ら「マインドゲームス」を熱唱します。
見終わって、ジョンの曲の歌詞をもう一度読み直したくなりました。
覚悟はしていたものの彼の訃報を聞いたときはまたひとつの時代の扉が閉じてしまったんだな、というなんともいえない気持ちでした。シーンをリードしていくタイプのミュージシャンではないと思う彼ですが、この20曲の何十倍、何百倍もの才能を数え切れない仲間のためにおしげもなく捧げてきた彼をまだまだ評価されていないことが残念です。願わくば5人目のビートルズとしてだけでなくキーボーディスト、ボーカリストとして永く多くのファンをこれからも獲得してもらいたいです。
覚悟はしていたものの彼の訃報を聞いたときはまたひとつの時代の扉が閉じてしまったんだな、というなんともいえない気持ちでした。シーンをリードしていくタイプのミュージシャンではないと思う彼ですが、この20曲の何十倍、何百倍もの才能を数え切れない仲間のためにおしげもなく捧げてきた彼をまだまだ評価されていないことが残念です。願わくば5人目のビートルズとしてだけでなくキーボーディスト、ボーカリストとして永く多くのファンをこれからも獲得してもらいたいです。
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