友人に勧められ手にした1枚。その昔は「レベッカ」のギタリストであった古賀 さんですが、ソロ第1弾のこのアルバムは全体的にアコースティックな曲が多くあります。そして何と言ってもギターのテクニックが素晴らしい!!13曲目「迷宮」 のギターソロ部分は一聴の価値あり。他、私のお気に入りは「恋愛図鑑」 「冒険者たち」「パジャマでデート」など・・
まさにレベッカがメジャーに上昇しようとしている時期のライブで、NOKKOのボーカルや演奏の出来もかなり良いステージだと思う。クリスマス(12/25)収録のため、LOVE IS CASH 中でNOKKOが「メリークリスマス!」と歌うが、このあたりから観ていて体が熱くなる。「Dream on 19900119」はラストコンサートということもあり、最後には少し切ない気持ちが残るが、これは観終わった後に元気が出てくる。それほど若々しくパワフルなレベッカを体験することができる。私的な特筆は古賀森男のギターで、ギターも上手いし、ステージパフォーマンスもセンス良く、あの頃からやはりカッコイイのである。惜しまれるのは41分と短いこと。これ以外に欠点はない。
レベッカ、フェビアン、ソロと歩いてきた古賀さんのソロ期最後の作品です。この後、しばらく沈黙した後、フェビアンを再始動させます。今までのソロ作のような、コンセプチュアルなストーリー性がない分、逆にほとんどどの曲もシングルカットできるタイプの独立した名曲ぞろいのアルバムです。「古賀森男図鑑」、「ガリバー」も超名盤でしたが、それに劣らぬ名盤です。 ファーストシングルは「架け橋」でしたが、これは疾走系の熱いロック曲です。セカンドシングルに「melody」が選ばれるはずでしたが、レコード会社の倒産などにより、実現しませんでした。しかし、どちらかというと懐かしさを感じさせるようなあたたかい名曲「melody」をファーストシングルに切ったほうがよかったかもしれないな〜と思いましたけど。「lion」「花の向こうに」のような優しくてあたたかい曲を間にはさみつつ、古賀メロディの真髄「melody」「girl」、少年少女たちの(そして大人たちの!)胸を熱くするカッコよさ満点の「駆けてゆく」「青い風」「ギターケースとはぐれたハート」「love&hate」、明るくポップな「Glider」とたたみかけ、そして静かでアコースティックな「ただの月」で終わる全12曲の宝石のような名曲たちです。ギター、歌、サウンド、どれも日本の音楽界の最高峰です。 とにかくいいメロディ、カッコいいギター、いい曲、心を震わせてくれる曲を求めてる人は古賀森男さん(or フェビアン【fabienne】)を知らないでいるのは、ものすご〜くもったいないですよ〜!! こんな素晴しいアーティストが自由にアルバムを発表できない日本の音楽界はおかしいぞ!!絶対に!! このアルバムもレコード会社倒産により廃盤ですが、再発して多くの人に聴かれるべき名盤です。 今年(2008年)発表予定のフェビアンの新作、楽しみにしてます!!
|