ベートーヴェンのチェロソナタの演奏というとなにか堅いイメージが付きまとっていたのですが、そんなイメージを払拭させてくれる演奏です。 曲ももっとも有名な3番、完成度の高い5番の2曲を選んでありどちらも明るい楽しい演奏です。 チェロソナタとセットでよく演奏されるのは、チェロとピアノのための変奏曲(全3曲)。バイオリンとピアノのための変奏曲は1曲しか作っていないのにチェロのためのは3つもあるのは不思議です。チェロが好きだったのでしょうか。その中からこちらも完成度が高い魔笛の主題による7つの変奏曲と有名な魔笛の主題による12の変奏曲が入っています。 彼らの演奏技術の高さに関しては述べるまでもありませんね。 面白い、楽しいベートーヴェンを聞いてみたい方におすすめです
以前NHKのBSでも放送されたヴァルビエ音楽祭のライブDVDです。出演者はレイフ・オヴェ・アンスネス、ニコラス・アンゲリッチ、エマニュエル・アックス、エフゲニー・キーシン、ラン・ラン、ジェームズ・レヴァイン、ミハイル・プレトニョフ、スタファン・シェイヤ、ミシャ・マイスキー、ギドン・クレメール、今井信子と豪華絢爛。
収録曲は全10曲ですが、中でも8台のピアノで奏でるワルキューレの騎行(ワーグナー)やくまばちは飛ぶ(リムスキー・コルサコフ)は圧巻です。
内容は五つ星ですが、国内版はまだまだ高価なので四つ星にしました。輸入版(ASIN: B0002YJ29O)もRegion Allなので日本のDVDプレーヤーでかかります。さらにボーナストラックの練習シーンや解説は日本語の字幕が選べて、国内版と大差なく楽しめて価格は2/3ほどです。これからご購入の方には輸入版がお勧めです。
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