This is just what you'd expect. As best I found in 12/2008, it's up-to-date, but there are updates posted on the Lonely Planet website anyway. The maps in the book are well-chosen, and they covered the places I wanted to go (unlike various other Lonely Planet books where this was not the case).
退屈な日常の中で、仲間とともに目標に向かって突き進んでいく情熱がよく伝わってきた。
この本は本当によく考えられている。
語学的な意味での正確さを追求すれば、読者の負担は増える。逆に簡単さを突き詰めていくと実用性が欠けてくる。この本はその両方を満たすべく壮絶な試行錯誤があったに違いない。
会話本としての作り ・よくぞまとめた!と感心する薄さ ・分野別に分かれたインデックスで探しやすい ・お茶目なイラストで楽しい ・関連する話題が別ページにあれば「→P34」のように書いてくれている(辞書の部分も) ・カンボジア語のしくみを超かんたんに解説している ・日本語→カンボジア語、カンボジア語→日本語の簡単な辞書がある
一般的な口語でかかれている いわゆる教科書的な表現ではなく、日常で使われる表現・発音でかかれているところも実用的。「来る」という単語が綴りでは「モック」とかかれていても、実際に使われる「マオ」でルビが振られている。
筆者の想い 筆者の「カンボジアについて伝えたい」という気持ちがびしびし伝わってくる。狭い余白に一生懸命、補足情報が書かれているのもほほえましい。「あぁ、伝えたいんだな」と感じる。
厳選された単語集 巻末の単語集がすごい。基本的な言葉はもちろんたくさん載っている。が、「占い師」「著作権」「こおろぎ」「ラテライト」「まぐさ石」「ピクニック」「精霊」などなど、カンボジア人との会話をかなり想定した内容になっている。
発音のカタカナ表記 カンボジア語をカタカナで表記するのは不可能。その上で、いかに使える表記にするかが考えられている。この本ではわかりやすさのために簡略化したり、あえて説明していないカタカナ表記がある。
・有気音と無気音については表記分けされていない ・末子音については特別な表記分けがされていない ・末子音の n、ng の表記に区別がない (nh は「ニュ」で表記) ・末子音の ch は、「イ」で表記されている ・末子音の h は「ハ」行で表されている ・当然ながら、母音については日本語では表せない (日本語で表記する以上、解決策はない) ・L音とR音はどちらも「ラ」行で表記されている
これは語学学習書ではないので、こうした妥協は当然ではある。が、どの点が妥協されているのか知っておいてもいいだろうと思う (あえて本の中に書く必要はないが)。 発音の区別上重要で、日本人も簡単に発音し分けられる音に巻き舌「R」がある。煩雑になってしまうが、Lをカタカナ「ラ」行で表し、巻き舌のRをひらがな「ら」行で表すくらいはあってもいいか、いや、やっぱりだめか。
ちなみに末子音の「p, t, c, k 」については、巻末のカンボジア語についての説明で軽くふれている。
子音文字 (脚文字含む) と母音記号 (独立母音はない) の一覧もあるし、A子音とO子音も色分けされている。記号についてはふれていないが、会話帳としては必要十分。
「厚さの割に値段が高い」というのが第一印象だが、むしろ「充実した内容でこの厚さに押さえてくれた」ことにプラスアルファのお金を出す価値があると思う。カンボジアでのプライスレスな時間を過ごせるならかなり安い。
蛇足 カンボジアでは外国語学習が非常に重要な位置を占めている。猫も杓子も外国語を習いたいという状況。そんな中、カンボジア語を話そうとする外国人はそう多くはない。外国語学習の難しさを知っているカンボジア人にとって、「外国人が私たちの言葉を話したがっている」と感じるだけでたいそうな感動らしく、少しの言葉だけでも本当に喜んでくれる。その喜ぶ姿がうれしくて、またカンボジア語を勉強したくなる。
この会話帳が今までもこれからも、カンボジア人と日本人の心をつなげていると想うと感動する。福富さんありがとう。
思ったより小さいバックですが、物は入ります。 大きなバックもいいですが、コンパクトでいいと思います。
書店に見当たらず、すぐに必要と言うことで頼まれて購入。 役に立ったといわれました。
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