プレゼントシリーズの第一巻。 プレゼントをもらえなかったために、狂った時間軸の世界を 渡り歩くことになってしまったプレゼンターのくるみちゃん。 そのくるみちゃんが見た、いろんな悲しい嬉しいプレゼント達の話です。
世界中に溢れた様々なプレゼントの顛末を描ききった 不思議でどこかゴシック的な暗さをもったお伽噺みたいな一冊です。
『悪い王様は罰を与えられ、善良な貧民は幸せがもらえる』 先生が描くのはそんな世界観なので、ちょっと恐ろしくなった童話に近いです。 怖いシーンもありますが、どこか漫画的で かわいらしくさえ感じるので子供が読んでも全然大丈夫です。
この時代にすでにツンデレ中のツンデレを見事に描ききっていた 犬木加奈子先生は凄いと思います。
プレゼントにまつわる不気味な物語が1話ごとに読みきりで読めるので飽きないで読み終わりました。1冊に7話入っています。 おもしろいだけではなく、為にもなる漫画ですね。お子様に読んで聞かせてあげるといいかもしれません。
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