最大の見所は、夕立にあいずぶ濡れのふたり、とある民家での濃厚なセックス、、、雨に濡れているので白いブラウスからのセクシーなスケブラを堪能した後、ブラウス、ブラ、ストッキング、パンティーと剥がされて行き、最後に挿入。奥田は男の生理を十分知り尽くしている。当時16歳?のまゆたんの脱ぎっぷりは見事。小さめだが形のいいおっぱいは、まさに15歳の中学生役にぴったり。貧乳ロリコン派必見の逸品。
面白く読み終えましたが、読後感は悪いです。しかし暗い作品だからというだけではないように感じました。
まずどうしても、人間こんなに病むものかなぁという感想を持ってしまいます。 兄弟を死ぬほど嫌っていたり、生まれた由来は何にしろ幼い子供に対していっそいなければいいと考えたり。 いや、それを言うと犯罪小説の動機全てに言えることなので無しだろ、とお思いでしょうが、全員にそういった黒い面があることが明らかになるにつれ、うんざりしてしまうのです。 愛憎渦巻いた結果とはいえ、全員タガが外れすぎと感じてしまう。真人間がいないじゃないか、いや誰しも狂気を持っているのが人間なのか、と戸惑うのも作者の思惑通り? なのでサイコサスペンスやホラーとも言えるのではないでしょうか。
ミステリとしては、全員の考えと行動が明らかになると事件当日の謎が解けるしっかりとしたもの。 さらに、事件後それぞれの人物がそれぞれの推理によって行動したことが、他の人物に影響を及ぼす整合性、何度もどんでん返しを味わわされる構成は見事です。
結論として、非常に良く出来たミステリを読んだという満足感と、それを構築するために生み出されたモンスター化したキャラクタへの違和感がないまぜになって、 この読後感の悪さが生まれたのだと思います。 特に、"誰もが求める肉体だけが取り柄の悪意に満ちた女"というキャラの造形に、フィクション感を一層強く感じさせられてしまいました。
ラジオの朗読を聞き、そのあとで原本を読み、映像となりましたが、脚本が私の感想とは大きくかけ離れていました。
昔、映画館で観ました。どうしてももう一度観たくて、ずっとDVD化されるのを待っていました。よかったです。早速予約します〜。
藤の香,桔梗の宿,桐の柩,白蓮の寺,戻り川心中の5篇からなる花葬シリーズ。 約60ページ/篇なので,短編というには長めですが,どの作品も独自の香りを放ち,しかもよく練り上げられた力作揃い。 9割がた真相が判りかけたと思った瞬間に,全く異なった哀しく美しい人間ドラマが 現れる演出は,ただただ見事と言わざるを得ません。 「我が国のミステリの歴史において,最も美しくたおやかな名花である。流麗な文章, 纏綿たる情緒,鮮やかなトリックが,恋愛小説と探偵小説を両立させ,読者を底深い 酔いへと導く。」との解説にも,誰もが納得することでしょう。
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