本書は、日本経済新聞が「生保予定利率下げ問題」の報道で新聞協会賞を受賞し、その一連の流れをまとめたもの。予定利率下げで保険はどうなるか、生保の財務実態、生保の今後についてを詳しくまとめており、読む価値ある内容でした。日本人の殆どが生保と関わっているにも関わらず、なぜこの問題を大きく取り上げないのか不思議でもありますが、保険会社の運用の失敗についてなど、もっと多くの国民が声を大きくしてもいいように思いますし、生保についても更に情報収集したいとも思いました。
評者は証券を中心に研究している者ですが、必要があって最近の保険業法関連の本を20冊以上目を通しました。その中で、この本は非常によかったです。第1に正確でわかりやすい。第2にしかし非常によく考え抜かれている(正確な本といっても情報を編纂しただけのものもありますが、これはそうではないです)。しかもその視点が極めて実践的なものである(これは著者がシンクタンクに在籍されている賜物でしょう)。第3にこの著者の専門ではない法律の解説に間違いがない(エコノミストによる法律の解説は、法律家による経済の解説と似て、間違いが多いのですが)。 評者はこれは実務家よりはむしろアカデミック向けの本であると思うのですが、実務家の方も有益な示唆を十分に得られようと思います。
|
|
|
★人気動画★
血液型 DVD
PS2 Ring Of Red Ending
吉田戦車「日本語を使う日々」|ウチノヨメ
Munchkin: Felicia Day, Steve Jackson and Sandeep Parikh join Wil Wheaton on TableTop, Episode 5
河口恭吾 - 会社をやめて旅に出よう
桃鉄16北海道大移動_com決勝-29
ハッピーサマーウェディング 結婚式余興★
ドキドキ伝説 魔法陣グルグル 第1話「ワクワク!冒険の朝」
|
|