前半の感じと、後半の怖さのギャップゎ面白かった。大竹しのぶ怖かったし! ただ、セリフの聞き取りづらさ・恐怖シーンの見づらさゎ微妙…… もすこし明るくしてもいいような。 終わったころにくるラストの追い込みゎ個人的に素晴らしく怖かった!
とにかく各キャラ全てストーリーがしっかりしています! 各々、信念を持っていて、またそれに共感できる設定で 深く考えさせられる作品となっています。 緋色の初代で出てきたキャラのご先祖様なので どこかリンクするところがあったり、ギャップがあったり そんなところでも楽しめる良作だと思います!! 私は秋房ルートで涙が止まらず、クリアした後も 何日か世界観を引きずっていました。 とはいえ、出てくるキャラは多種多様に素敵なので FDが出たら絶対買いたいです!!
大多数は、現在販売されている(入手可能な)製版本から図柄を集めたイラスト集といった感じでした。 他の方も書かれていますが、初版時の絵が見たい方にはオススメ出来ないと思います。 とは言え、とても綺麗なイラストがたくさん収納されているので『純粋に西村先生の絵が好き!』というのであれば買って損は無いのではないかと思います。 しいて言えば、クオカードの応募券(クリスマスカード付き)がレシピ集の一部に印刷されているのがとても残念でした。 角に線一本とはいえ、本に傷をつけるのが嫌なタイプなので、帯付きにして、そちらへ添付して欲しかったです。30周年の記念本にしてはお粗末な感じがします。 (コストの関係か帯無しでした) 私的には?4つでしたが、その部分で-1にさせて頂きました。
このテレビドラマは、大宅壮一『日本のいちばん長い日』をもとに、1980年にTBSで放映されたものである。 内容は映画『日本のいちばん長い日』と類似しているが、複数の女優がでてくるところにちがいがある。 1980年以降の女子供が泣きわめく日本の戦争映画の類型だろう。 わたしはDVD『日本のいちばん長い日』のレビューでも、この作品は駄作とコメントした。
あらためてみなおしたが、女優がでてくるたびに緊張感がとぎれてしまう。 冬の撮影のせいか、真夏の暑苦しさが感じられず、『日本のいちばん長い日』にくらべると、かなり見劣りがする。
ただ、女優の場面を無視して、この作品をみるとおもしろいことに気づく。 『日本のいちばん長い日』が、とにかく徹底抗戦あるのみ、という狂信的な態度を強調しているのに対し、 『歴史の涙』は、国体護持が明確にならないまま戦争をやめるべきではない、という考えを強調している。
それが椎崎中佐と畑中少佐の描き方にもでている。 映画では、椎崎中佐が主導だが、ドラマでは畑中少佐のあとをついていく感じになっている。 畑中少佐は、映画では狂信的な青年将校だが、ドラマでは理知的でおとなしい人物として描かれている。
畑中少佐が漢文の台詞で、天皇に対する忠義を説く場面がいくつかあり印象的である。 畑中少佐は映画のような人物ではなかったといわれているので、このドラマの方が実際にちかいかもしれない。
いまのTBSでは考えられない脚本なので、DVD化はどうなのだろう。 宮城事件に関心のある方は、いまのうちにVHSの中古を入手されたほうがよいかもしれない。
余談だが、映画でもドラマでも、省部の陸軍将校の真夏の軍装の考証は、これで正しいのかという疑問が以前からある。 なお、登録情報に「田中良子」とあるのは「中野良子」の誤りである。
西村しのぶさんのマンガはとても好きなのですが、あまりに寡作でいらっしゃって・・・。 おかげで、出版されるときには世の中のトレンドが変わっていて、お話についていけないことが・・・
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