先ず、表紙になっている物件のユニークさと 建物としての美しさに惹かれました。
他にも紹介されている物件数も豊富ですが、 この本の売りは、施主の要望に沿って話し合いのもと、 如何にデザインしていったか、 という建築家さん達のコメントにあると感じます。
全編からそこだけを拾い読みしていくだけでも、 建築家の方々それぞれの個性や主張が読み取れて 面白い読み物だと思いました。
個人的嗜好ではもう少し大きな写真で建築を見たいと 言う点が気にはなったのですが、 その少々窮屈なレイアウトと本のサイズも 情報量の豊富さ、またカバンに入れて電車内でも読みやすい事 を考えると、コンパクトに良くまとまっているという事かなと思いました。
住まいを建築家とたてる、という目的において、 情報量の多さからとても良い参考書だと思います。
大学で、建築・インテリアを学んでいます。現時点での悩み、これから考慮しなければいけない不安を 著者が、とても丁寧にガイダンスしてくれているので大変参考になります。
先日、「テラダモケイをつくろう」というワークショップがあったので、持って行ってご本人にサインしてもらいました。寺田さんは、プレゼンも上手でした。ポーズをうまく作るコツとしては、自分でその姿勢をしてみると良い、という言葉が印象に残りました。小さくてシンプルなのに妙に魅力的なのです。もともとは建築模型の一部として作り始めたものが、そのヒトビトだけでも面白い世界を展開しはじめたというのが、新しいものが生まれる実例として、とても幸せなひとつと言えるでしょう。
読めば多かれ少なかれ、建築家に依頼しようという気になります。 それだけ魅力的な家が25軒、それぞれほぼ6Pずつ紙面を使ってフルカラーで紹介されています。 文章は建築家側の言葉ではなく施主側の言葉でつづられています。 想定しているであろう読者と同じ施主側の目線ですから、共感できる部分も多いでしょう。 この構成は何かに似ていると思ったら、「健康食品」や「〜式療法」の宣伝本と同じ構成です。 この本の企画は株式会社ザ・ハウスで、巻末にはザ・ハウスの紹介があります。 ザ・ハウスというのは施主と建築家を結ぶ仲介をする会社です。 ですから、本来は「ザ・ハウスに建築家を紹介してもらい、家を建てよう。」という趣旨の宣伝本です。 その思惑に乗る乗らないは別としても、フルカラーでこの価格ですから、一読の価値はあると思います。
レゴを組んだのはこの歳で初めてです(^o^;) 子供の頃も買ってもらえませんでした(ToT) 今回、このシリーズのファンズワース邸、サヴォア邸、カウフマン邸とまとめて3日で作ってみました。 製作時間ですが、最初に作ったこのファンズワース邸は2時間40分掛かりました。 ベースのサイズは幅12インチ、奥行きが7インチくらいで上記3品のうちでは一番大きいです。 縮尺も一番大きい(分母が小さい)と思われ、他と比較して建物も大きく見えます。 完成品は3品とも甲乙付け難く全体の雰囲気が良く出ていると思います。 レゴとしての設計をした方も3者3様でそれぞれ特徴があるのですね。 ただしピラーがかなり太いとか、床、天井が全体に厚ぼったい感じはスケールモデルではないのでしょうがないと思います。 また3品の中では土台の製作が一番簡単で楽です。カウフマン邸は半分以上の時間が土台の製作に費やされますので(^o^;) マニュアルも建物や建築家の解説を含んだ豪華なブックレットで、建築が好きな方にはどの品もオススメです。
|