アカデミー主題歌賞を受賞したモウリーン・マクガヴァンの「モーニング・アフター」の歌詞は「夜明けは必ずやって来てくれる。今夜さえ耐え忍べばきっと朝日を浴びる事ができる。光りを探し続けましょう」というものだったが、その歌が象徴するように、この映画が教えてくれるものは、人間の信じる力と勇気です。型破りな牧師、元売春婦と、夫である警官(女房に頭が上がらない)、孫に会いに行くために船旅をしている老夫婦、歌手など、様々な人物のバラバラな考え方が生きるためにひとつになって行く姿が感動的。雑貨屋を演じるレッド・バトンズがいい味を出している(笑)この映画に感動した人は「ポセイドン・アドベンチャー2」は観ない方がいいかも・・・(汗)
ひどいと思っていたジャケットの絵だが,紙パッケージを取るとあらあら別のジャケットが。 俄然作品の雰囲気と合う劇中のポセイドン号がさかさになったスチールがジャケになってる。 もしやレビューでの批判に対する配慮?とか思ってしまったがいかがだろう。
さて特典ギッシリ入った「タワーリングインフェルノ」が廉価版が出てるので,こちらも特典は結構入ってるが正直あちらの方が お得感では上だ。こちらもきっとすぐに変な絵の紙パッケージを抜いて後はそのまんまで廉価版に移行するんだろうなぁ。 と、苦笑いしつつ本編を観たがかなりビックリ。
ありきたりな表現だがとにかく画像が綺麗!色彩が洪水! 少年時代からテレビ放送含め少なくとも10回は観た作品だが今まで観たのと同じ「ポセイドン〜」と思えぬ程なんだか全然違う! というかこの作品こんなに色鮮やかだったっけ。テレビ放映以来もVHSやDVDでも観たはずなのだが 記憶では転覆した客船の暗い船内で物語が進行するので薄暗い背景とか基調だったイメージだったが,色彩に関して言えば 全編が色鮮やかでゴージャス。 金かかったセットもまぁ細部までよく見えること見えること。 改めてこの映画のセットの精密さに感心。上下逆さになった船内は見れば見るほど見事に作り込まれてて痛々しい破壊部分とか これまでよりリアル度50パー増し。 さらにCGない時代なのでそこにあるもの,やってること,映っているものがすべてなので普通アラとか見えちゃう筈なんだけど 今回の高画質で半端じゃないスタントとか危険な撮影がド迫力で目に飛び込んできてグレードの高さがまざまざと見れる。 (それでもどこか突っ込むならばポセイドン号のミニチュア度が高画質により上がった位か) いやいや少年時代に初めて観た驚きと感動を再体験したといって過言ではない。 内容については宗教のことを含め人間の精神性の深い部分まで描き切り,日本映画のお涙頂戴演出過剰の救助隊映画がさらにしょーもなく思える 素晴らしいものだ。「今更な〜」なんて思ってる人いたらこの機に再見することをお勧めする。
ジーンハックマンの優しいようでかなり強引な牧師や逆に野獣のようで実は優しいボーグナインおじ様に男として感じ入り シェリーウィンタースの水泳おばちゃんに得な役だなと思いつつ涙し パメラスーマーチンの可愛さに萌え,女性陣の太腿は常にキッチリ写す脚フェチにはたまらないカメラに目を奪われる。
特典映像だが魅惑の女優陣を本編の高画質で堪能した後だけに特典で急に老けて出てくるので目が白黒した。 価格高いので星は1つ減じたが買う価値あり。おススめである。
これを映画館で見たのが中1のとき。観終わった時、席から立てないほどの感動を覚えました。TVではこの迫力は絶対に味わえませんがストーリー、登場人物の描写はすばらしいの一言です。1970年代パニック映画が続々と作られ、空は「大空港」海はこの「ポセイドン・・・」です。個人的にスティーブ・マックイーンが好きなので「タワーリング・インフェルノ」も好きですがぐっと来るものがありませんでした。数年前「デイライト」を見たときは大笑いしました。ちゃんと「ポセイドン・・・のリメイク」と書いとけと思ったほどです。 見たことのない人には是非とも見ていただきたい一本です。
映画「タイタニック」より映画「ポセイドン・アドベンチャー」がいかにすごいかということを この間友人が力説してて、シェリー・ウィンタースの台詞・泳ぎの実演付きですごく面白かったですけど さらにこの原作は迫力があるのですよ。
37年後とは1973年にキングレコード発売の45回転シングル盤レコード「ポセイドン・アドベンチャー(モーニング・アフター)」FM-1043以来という事です。当時はサントラLPがなく,このEP盤のみでした。今になってサントラ盤が発売になるとは,感慨深いというか,色々な事が思い出されます。
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