男女の関係を描いた映画は数あれど、 このような「不倫」関係のサスペンスで、 20年以上もたつのに未だに話題になる映画は他にはないのではないでしょうか。 (いろんな意味で)
特典にあるように、当時フェミニストからは猛反発だったようですが、 これは男女の普遍的な愛情と嫉妬、秘め事を楽しむ男といった、 いつの時代にもある事柄を描いている。
そしてその焦点の当て方が素晴らしい。
マイケル・ダグラスはヘッドフォンを当てながら、 グレン・クローズはルームライトをオン・オフにしながら・・・
言葉では語られない感情を見事に演じています。
そしてあまりも有名なラスト。 身から出たさび、とはいえ、ここまでくると本当に怖い。
グレン・クローズといえば「101」しか思い浮かばない人がみたら、 相当ショックな映画でしょうね。
これは一級のサスペンスでもあり、恋愛映画です。 素晴らしい。
プロローグからして変態感満載です(部屋で眠っている実妹の手に自分のを……とか、エロゲーだからこそ許される所業)。現時点でまだ智花ルートしかクリアしてませんが、個人的にはツボにハマったので良作でした。物語序盤で義姉となる沙織ちゃんが実はとんでもないドS変態悪女なのですが、いわゆるビッチ(主人公以外とヤリまくる)ではないので僕としては許容範囲内です。むしろ新たな扉を開いてくれましたし、彼女が起爆剤となって妹たちが兄を誘惑する展開になるため、ストーリー上は必須かつ適任な人物像かと。 ただし、全体的に「愛<欲(エロ)」なので、純愛だけを期待している人はやめておいたほうがいいかもしれないです。キスシーンも少なめです。 ちなみに題字と主人公の一人称が異なる作品なんていくらでもあるし、敢えてそうしてるんだろうな、という節があるので、僕はあまり気にしません(例えば『僕は友達が少ない』とか)。 あとテーマソングも可愛いので、せっかくだからBGMモードでショートバージョンでいいから聴けたらよかったのに、と思いました。 5/6追記:公式サイトのダウンロードページでテーマソングをダウンロードできるようです。
話は、妻子持ちが浮気相手に危害を加えられるという シンプルで判りやすい話ですが、 グレンクローズさんの暴走演技が、半端なく凄い作品です。
画質に関しては 全体的に暗い中に、ハイライトでアクセントを付ける絵造りなので、 好き嫌いがはっきり分かれると思います。 DVDはかなりぼやけ気味で、モヤが掛かってる様な場面も多くありましたが ブルーレイ化で結構はっきりした映像にはなっています。 同じ画質傾向のエイドリアンライン監督作、 フラッシュダンスとナインハーフのブルーレイ化に期待出来そうな レベルではあると思います。
音質に関しては、自然で街や、会場の雑踏音がいい感じです。
特典はDVDまんまなんで、さびしい限りです。 ナインハーフは販売元が、違うみたいですが フラッシュダンスのブルーレイ化の時は、特典にも気合を入れて欲しい気がします。
1959年アート・ブレイキーがシネ・ジャズに取り組んだサウンド・トラック盤。当時人気絶頂のジェラール・フィリップ演じるデカダンス的雰囲気を持ったヌーベル・バーグ映画「危険な関係」(1960)の中で、何度も耳にしたメロディーだ。フランス映画がこれほどモダン・ジャズと相性がいいとは誰もが思わなかったであろう。これに先立つ、マイルス・デイビスの「死刑台のエレベーター」でも、パリのしゃれた粋な雰囲気の中で、モダン・ジャズがゾクっとするほど似合っていた。映像の中では、確かブレイキーやリー・モーガンは登場せずアテレコ的にケニー・ドーハムらが登場し、演奏の映像と音楽が扱われやや興ざめだったが、レイジーな雰囲気の標題曲をはじめ、モダン・ジャズの粋を感じさせるスリリングな演奏である。危険な関係のブルース、危険な関係のサンバ、プレリュード・イン・ブルーなど哀愁を帯びた楽想は映画ファン層にモダン・ジャズを浸透させる貢献を大いに果たしたものと思われる。御大ブレイキー、さらにモーガンやティモンズのいつもながらのソウルフルなプレイは見事だが、ここでは当時弱冠22歳のバルネ・ヴィランのテナー・サックスも健闘していて、傑作の誕生に一役買っている。ヴィランは「死刑台のエレベーター」でもマイルスと競演し、当時のパリの若手のエースだった。スタン・ゲッツ的なメロディアスなフレーズで粋に吹きまくる彼の存在は、シネ・ジャズのもう一つの華でもあったといえよう。
男はひと時の情愛と感じた、女は運命の恋と感じた、、これは公開当時のキャッチコピーです、アメリカを震撼させた現実味のある人間ドラマでした。特にアメリカ男性にはかなりこたえた作品だった様で、映画(めぐり合えたら)で俳優トム ハンクスは自分の子供にこの映画の怖さを熱く語るシーンがある程でした、共演は女優メグ ライアン。実はこうした一方的な恋で相手を殺してしまう作品は古くからハリウット映画で多く製作をされていました、マレーネ ディートリッヒ、ジャン ギャバン共演の(狂恋)などがあります。私も経験があります、こうならなかったのはある意味、幸運でした。
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