あらすじ
TKC創業者、公認会計士・税理士の飯塚毅の清廉で壮絶な生涯。 上巻は、生い立ちから飯塚事件の勃発までを描きます。
感想
ノンフィクションであるということは、 多少の脚色があるとしても、実際にあった話なわけですが、 飯塚さんが凄過ぎて、あんまりリアリティーは感じられません。 例えていうと、戦国時代や幕末の偉人伝を読んでいる様でした。
飯塚さんは、不用意に敵を作ってしまったことで、 大変な目に遭うわけですが、 そこから私が学んだことは、 例えそれが正しいことでも、つつがなく推し進めるためには、 それなりに段取りがいるってことです。
気を付けないと。。。
DVDの特典映像として、原田監督が映画祭の中で、華麗なスピーチで観覧者に本作品を語る場面が収録されている。この映画は実話に基づいていますが、非常に複雑な事件が絡んでおり映画だけで物語を理解することは難しい。しかし監督のスピーチが理解を助け深めてくれました。映画をご覧になる前に見ることをお薦めします。「総会屋とやくざとの違いは何か?」との外国の方からの質問に対し見事な切り返しを行っています。
壮大なスケールの事件の映画化だけに、非常に1場面がコンパクトになってしまわざるを得ない点は残念ですが、迫力あり見ごたえあります。同名小説も読むと更に面白いのだと思う。
会計事務所の強い味方として全国的に有名な株式会社TKCの創業者である飯塚毅氏の半生を描いた映画。
一人の人間として、その精神力の強さに圧倒された。
普通はこんな生き方はできない。
なぜこれほどまでに確固たる信念を持ち続けることができるのだろうか?
当たり前のように日々を全力で駆け抜けていたのだろう。
一般人の感覚として考えれば、もしも周りにこういう人いると疲れるだろうなと感じた部分もある。
歴史の一部に名を残す人ってのは、やっぱり一般的という枠に納まらないのだろう。
テレビ業界のウラ話を知るには良いかも。 なんとなくニュースステーションと報道ステーションのことかと 思わせる内容ですが、結論が無く最後は え!これで終わり?という結末でした。 高杉良氏の作品は好きで全巻持っていますが ここの所の作品はキレが無いような気がします。
「わずか四両の車両」(96頁)で小倉康臣氏が始めた大和運輸社から今日のヤマト運輸社へ。その大飛躍への苦闘の道のりと革新をおそれない企業家魂に満ち溢れた二代目 小倉昌男氏、そして彼を懸命に支えた従業員たちの姿を描いた好著。同社のこれまでの歴史が、一望の下に大変よく理解できました。また、あのクロネコのマークを図案化した同社社員 斎藤武志(砂上)の挿話(第六章)は、同社を語る上で落とせない逸話であり、これまた大いに感激させられました。
部下やその従業員の生活に思いを馳せる上司が命懸けの決断をし、それを意気に感ずる従業員たちが挑戦をおそれずに助け合いながら道を切り開く。単純なようですが、こうした信頼のドラマに支えられたDNAを持つ企業はやはり強いな、と改めて感じさせられた一書です。
|