テレビでは「なんでもランキング」の様な番組がはやっているが、それを世界の中の日本という位置付けで様ざまな項目で各種データからランキングを切り取り一冊の文庫に纏めた本です。ページをめくるたびに新しい発見があり、日本が抱える問題も世界との比較の中から浮き彫りになって、改めて考える契機を与えてくれる本です。簡単に読め、雑学的に楽しく読める本なので、旅行や出張での移動の時間や、通勤の時間帯に読みたい本としては最適ではないかと思います。
例えば、ミシュランガイドに掲載される店の数、最高ランクの三つ星レストランと言えばフランスに多いと思われがち。しかし、日本のレストランはフランスを4店上回っているそうだ。都市別では東京が世界最多、日本は世界的に評価が高いグルメ大国だと言える。
でも、仕事が第一と考える人の多さは47ヶ国中日本は最下位、家族を優先する人の多さで6ヶ国中日本は最下位など、いささか統計資料に信頼が置けない印象のものもある。
この種ランキングは統計の取り方や設問の仕方などに大きく左右され、また調査された時点での結果であることを踏まえて置けばOKなのだろうと思う。ランキングから何を思うかは読者それぞれだと思うけど、手軽に楽しめる本としてはグッドだと思います。
グルグルと言えば、やはり初期3作(「UFO」、「ヒンテン」、「カングルー」)だろう。特に前2作では、煮えたぎるマグマのようなカオス化した灼熱のサイケ風景に出くわすことができる。
この2nd「ヒンテン」では、醜悪なジャケ写同様、スーパー・テクニックに裏うちされた彼ら流の、実にグロテスクなロックンロール・ワールドを体験出来る。特にマニ・ノイマイヤーの硬軟使い分ける表情豊かなドラミングは、明らかの従来のロック・ドラマーの域を逸脱した名人芸である。
かつてのジャーマン・サイケを追体験する、というよりも、ロックにおける恐るべき混沌(カオス)と猛毒のパワー及び深淵というものを体験したい方には特におすすめします。
ジョン・レンボーン、ペンタングル在籍時の4th.、1970年作。2nd.の「アナザー・マンディ」や3rd.「鐵面の騎士」から徐々に進められてきた探求を結実させた本作では、レンボーンのもう一つの音楽的なルーツであるブルース/ジャズ的な要素を排し、西欧中世/英国伝統音楽に照準を絞る。 ソロギターで奏でられる冒頭の14世紀の舞曲"Trotto/Saltarrello"から、エフェクトをかけたエレクトリックギターによるバッハの"Sarabande"やオリジナルの見事なギターソロ"The Lady And The Unicorn"を経て、ラストナンバーのヴィオラやフルートとのアンサンブルによる有名なトラッド"Scarborough Fair"まで静謐と独特の緊張感に包まれた演奏が展開される。決して聴きやすい音楽であるとは言えないが、中世/英国伝統音楽をスチール弦のフォークギターを使って現代に再生させたその試みは大いに評価されるべきだろうし、その試みは、様々な他の音楽のエッセンスを取り入れながら豊かさを増しつつも、ほとんどブレることなく現在まで継続されている。また、レンボーンのこうした仕事から逆に古楽そのものへと興味を向けることになった人は少なくないだろうと思う。 レンボーン自身、本作で中世音楽探求は一応の到達点を見たと感じたのか、次作「ファロー・アニー」で再びブルース/ジャズ的演奏に回帰することになる。(それ以降、ブルース/ジャズと中世/英国伝統音楽が絶妙にミックスされた「ハーミット」で最高レベルに達するというのが私の考え。)そして中世/英国伝統音楽探求はジョン・レンボーン・グループに引き継がれる。 それにしても、私が本作を初めて聴いたのは四半世紀以上前になるが、その時の鳥肌が立つような感覚が未だに忘れられない。
2003年発表の2nd作。 僕は、この後に出る3rd作(2007年)で初めて彼らののことを知ったのだが、後追いで聴いた本作も素晴らしい出来栄えで、すっかり彼らの音楽が大好きになってしまった。 立ち位置的にはオルタナティヴなところにいて、その音楽性の源流にあるのは、やはりR.E.M.あたりのインディーロックであり、パンキッシュな部分は控えめながらも、ローファイ感、ガレージっぽさは大いに放出されている。 しかしながらこのサウンドの根底にあるのは、60年代中〜後期のフォークロック/カントリーロックであり、よりピュアでプリミティヴなUSロック/ポップスの色彩が色濃く出たものになっていると思う。 とにかく、メロディーセンスが抜群に優れたグループ(というかジェームス・マーサーの跳び抜けた作曲能力)で、極めてシンプルなバンドサウンドに載せられる、その「歌の力」というものには、ほとほと感心させられる。 類似した方向性のグループに、デスキャブやモデストマウス、ケイクなんかがいるとは思うのだが、彼らに対しても決して引けを取らない、その手のアーチストの中でも屈指の存在であると思う。 過激さや先鋭さとは無縁の、ハートフル&ピースフルなサウンドフォーマット。 ロッキンに突き抜ける爽快さは希薄かもしれないが、ここにはそれを補って余りある珠玉のメロディーセンスが満ち溢れている。 ポップでカラフル、そして長閑なアルバムカバーのイラストが、この中にある楽曲のイメージを見事に表現している、そんな作品になっていると思います。
ガチ好みの娘です。理想のバスト、すっきり伸びた脚、作品内で遺憾なく発揮されます。挿入時などに顔アップが多く、エロい顔で抜くかスタイルで抜くか、迷うところです。
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