最後が非常に感慨深いものがありました。それぞれの生き方、やはり男性よりも女性の方がたくましいのかもしれません。女性は、これがあれば生きてゆける、今のあなたの優しさがあれば、或いはまた忘れ形見があれば。主人公、田宮二郎さんを愛する2人の女性は彼を愛するが故に彼の元を去って行く。非常に辛い選択ではあるけれども、やはり女性は強い生き物なのだと思いました。
つれあいが食道がんの手術を終わって退院後の食事で何を作ったらよいのか、全くわかりませんでしたので、この本を買って大体どんなものを作ればよいのかがわかり安心して退院を待つことができました。退院後はこの本を片手に食事を作っています。まだ、術後の食事作りを始めたばかりですが、この先の見通しもわかりやすく書かれてあり、これからも強い味方になってくれる本と思いました。
このDVDを見ようと思われているかたは、同時代を生きたコアな舟木ファンだろうと思いますが、 実は今の若者にも是非見て欲しい作品です。夢も野心もある大学生が、ある少年の家庭教師になったことを きっかけにその家族との関わりを深めていくことに。 少年の家庭は政治力も資産も持ち合わせた名門と思わせる雰囲気なのですが、主人公は それにはおかまいなしに自分流のやりかたで、中学受験をめざす少年に接していきます。
「青春の鐘」は主人公の兄が故郷越後長岡の丘に有志と共に建てようとしている若者の心のシンボル。
少年の姉でこの名家の令嬢を演じているのが松原さん。 この作品の前2作での二人の悲恋は目をおおおいたくなるような哀しいものでしたが、本作では やっとほっとする結末がまっています。でもそのつかの間の幸せも来るべき悲劇の序章かも。 なんせ舟木映画ですから。
舟木さんの演技と松原さんの輝くような美しさがみもの。大人の世界にけがされた自らの野心に 従うより、ふるさとの自然と人々に人生を捧げようと決心する青年の物語。 こね就職になんの疑問ももたず、他人のことはお構いなしの若者が跋扈する現代の、心ある人にこそ見てもらいたい作品。
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