ちょっとしたレベルの合唱団なら、どこかでお目にかかったり、演奏したりする曲。 なので、合唱に興味のある人なら持っておいて損のない曲集。 モンティヴェルディ合唱団の演奏は各パートの声が必ずしもそろっているとはいい がたいが、愛の歌ワルツにはこの様な行き方の方が良い。そもそもまじめな曲の多 いブラームスの中で、愛の歌は純粋に遊べる曲がそろっており、楽しく演奏してま す!というところが伝わらないと、価値はないでしょう。なので、コンクールのよ うな場所で神経質かつ禁欲的に音をそろえて歌うというのは全くだめ。とはいえ、 この演奏が割と楽しめるのは、ワルツのタイム感も、絶妙だからでしょう。
他の曲も作品92はあまり聴く機会がないのでおすすめ。中でも2番目の曲がブラ ームス的憂愁の世界を色濃く出しておりますが、モンティヴェルディ合唱団の演奏 はテンポが速すぎ(その方が楽に歌えるので)て、翳りが少ないのが減点。
104番はブラームスの合唱曲の中でも、最も深い内容の曲で、単純に技量勝負だ けでは表現できない曲で、合唱団の表現力をつけるにはおすすめの曲。 モンティヴェルディ合唱団の演奏は全体にテンポを遅めにとっており、憂鬱度は高 い演奏。3番目の曲は、3年前の全日本合唱コンクールの課題曲になりましたが、 ちゃんとこの曲を指導できた指導者はいたのでしょうか(音合わせで終わったんじ ゃないの)。5曲目の「秋に」はブラームス芸術の白眉であり、曲の充実ぶりはド イツレクイエムと比較しても決して勝るとも劣らない名曲であります。
とはいえ、当方の印象では、これを買って聴くより歌え!というのが偽らざる感想。
他のレビューワーさんの助言により、オリジナルの単行本の方を中古で購入。 正解でした。この大型サイズでないと、もったいないです。
まさに、フランス料理のフルコースのように、表紙から裏表紙までの間に、 いろんな素材、味付けの料理が詰まっている。どれも、おいしい。 そのうちいくつかは、ツボにはまる。
ときおりBGMも流れるので、それを口ずさみながらいただくと、なおおいしい。
テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャリャ〜
公式活動休止後??の最高傑作では。 「ひばりくん」後、デカダンな作品ばかりで凡人の手の届かないところに行ってしまった感があるビッグEですが、この作品はわれわれジャンプ世代には「ストライク」。 ユーズドで買って家においてありますが、客人にみせる度に爆笑を頂いて、嬉しいかぎり。文庫版も出ているようですが、絶対こちらのでっかいオリジナル版がオススメ。状態のよいやつをさがしましょう。一家に一冊。
一途なヘタレと意外と漢な大人の、なかなかグッとくる純愛系ラブストーリーだった
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