大島康祐&DEEN:田川伸治という最強コラボ(個人的に推し!)を追いつづけての第四弾は、中原薫の1stシングル。 ライナーに名が載っていなくても、やはり聴けば解ってしまうのが面白くてたまらなかった。 また、年代でどの辺りの仕事をしていたのかどうかさえ。 田川氏のプレイは「アドリブを効かせる」というよりギターソロを「作曲」という観念で正確に弾いているのが聴いていて心地好いのである。
私が最初にDEENに出会ったのはこの曲ではなく"夢であるように"でした。爽やかな声で詞が印象に残りそこから彼の魅力にとりつかれました。 それからこのアルバムを見つけた時はDEENの事をあまりよく知らなくて、アーティストがDEENという理由だけで買ってしまったのですが、後に1stアルバムと分かりました。今はこのアルバムを買って本当に良かったと思えます。この出会いは運命だったのでしょうか?
通して聞いてみると、どの曲も個性的で一曲一曲に良い部分が必ず見つかり、ハズレの楽曲がないのが特徴的でした。 ほとんどがラブソングなんですが、中には2番の"FOR MY LIFE"のようなアップテンポな曲調で元気を与えてくれるのも入っていて嬉しかったです。 そして7番の"このまま君だけを奪い去りたい"はこのアルバムの中で一番気に入ってる曲です。この楽曲が作られた時ボーカリストが見つからなく探していたところ、ソロデビューを目指してた池森秀一さんに歌わせて見たら、素晴らしいとの評価を受けボーカリストに決定されたというエピソードがあるのですが、彼に歌わせて正解だと思いました。 理由は1フレーズ1フレーズゆっくりと丁寧にそして大切に歌っているように思えました。そういう面では感銘を受けました。
驚いたことは、このアルバムが発売されてからもう10年も時が経っているのに、聴いていて全く変な感じを受けませんでした。 多分この先ずっとファンに受け継がれ色褪せないアルバムになるでしょう。 そしてDEENの楽曲を初めて聴いて印象に残った方はこのアルバムから入って、2nd、3rdと聴いてみるとDEENの成長を楽しめると思いますので1stから買うのをお勧めします。
大島作品って、性格が破綻してる人がでできて、最後救われるのが多い気がするんです。 そういう私も破綻してるから、おなじように救われて、大島作品にバンドエイドを貼ってもらっているところがあります。
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