これまで見たドラマのなかでのBEST! ガードマンという職場の中で、「若いやつらが嫌いな」戦中派中年と戦後派若者とが、さまざまな事件を通して強烈にぶつかり合っていく。いい歳した戦後生まれの大人たちを叱り付ける『戦中派吉岡(鶴田浩二)』と、その吉岡のシブみの利いたセリフは、小学生だった当時の私に、強烈なインパクトを残した! この4部は、3部最終話で姿を消した吉岡を、元部下の杉本(水谷豊)が根室の町で探し出す「流氷」から始まる。 3部は、吉岡が蒸発し、フェードアウトするような終わり方だっただけに、「流氷」での放送再開時は、なんとはなしに、うれしかったもんだ。その「流氷」の最後には、吉岡の 「私たちの世代は照れという言葉を知っている」 な~んて、シブいセリフも飛び出し、(子供心に)憧れとともに真似をした。いまでも、"いつか使ってやろう"なんて考えている。この場面を見るだけでも価値がある。 「影の領域」では社会の表裏、「車輪の一歩」では足の不自由な人たちの生活を軸に、最後は、やはり吉岡の決めゼリフで、ピリッと締まり、 いま見ても、やっぱり、シブい!! おススメです!!
森繁久彌さんの「七人の孫」の主題歌は感動した曲の一つで、ずっと探していました。見つけた瞬間、即購入してしまいました。探しているはあと数曲有るのですがなかなか昔の曲は見つかりません。今回はとてもラッキーでした。
第3部「別離」で亡くなった悦子の代わりに岸本加世子、第4部収録「影の領域」で降板と言う裏事情絡みで物語から去った陽平の代わりに清水健太郎という尾島兄妹が。第4部2話から新たにキャスティングに加わった。こうした交代劇もさることながら、本シリーズは3話を一部として完結、次回放送までに一年、第3部と4部のブランクは2年、4部とこのスペシャルまでのブランクは2年3か月ものブランクがある。つまりそれだけ時間を掛けて脚本が練られ、制作現場の労力と思い入れが込められているのだと言う事を、この作品を鑑賞する方々は是非覚えておいて欲しい。勢いだけで書かれたテレビドラマや、売れっ子タレントや俳優でも無い者が片手間にでっち上げた様な学芸会ドラマとはレベルが違うのである事を。吉岡司令補役の故・鶴田浩二や警備会社社長役の池部良、本作で名演を見せるハナ肇にしても、本物の役者が真剣にドラマに取り組んでいる。それもこれも日本脚本界の宝・山田太一脚本作品であるからこそだろう。私も脚本書きのはしくれだが、映画脚本も含め、彼の右に出る脚本家を私は知らない。あの前衛の鬼才にして「天井桟敷」の主催者/故・寺山修司と親交があったほどの山田太一だが、決して自己陶酔に走らぬ正統派の創作姿勢は立派である。映画ファンドラマファンのみならず、脚本家を目指す方々、役者を目指す方々は、このドラマツルギーと台詞回しの匠に是非学んで欲しいものです。
現状のNHKに文句を言う気はさらさら無いが、かつてこのような質の高いドラマが土曜日のゴールデンタイムに堂々と放映されていた時代があった。NHKアーカイブスなどでご覧になった方も居ると思うが、山田太一氏脚本による露骨で歯に衣着せないセリフ回し、主演の鶴田浩二の朴とつとした喋り、水谷豊のいかにも若者然とした奔放な態度、桃井かおりの控えめな可愛らしさが上手く絡み合いドラマとしての完成度の高さを生んだ。本放送から30余年以上経た現代に於いても鶴田のセリフは古さを感じさせない、それどころか逆に新鮮に聴こえてくるだろう、そして胸に刺さる。そう、人間の普遍的なテーマは古くはならないのだ。このドラマはそれを確認させてくれる作品だ。
なつかしいですね。「肝っ玉かあさん」「ありがとうの歌」が聞きたくて購入しました。今の若い人にはわかんないかな?この名作ドラマを、、、「ありがとう」看護婦編の最高視聴率は56%もとった作品です。(水前寺清子氏演じる新と石坂浩二氏演じる寅之助の結婚式の回)あとアイフル大作戦やバーディ大作戦などなどなつかしさいっぱいのアルバムです。いま40代〜50代の方々(主婦も含む)におススメ商品です。
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