「音楽の音質の置かれている現状が、わたしには気に入らない。深みやフィーリングはほぼ消え失せ、聴いても必要なものが得られなくなったせいで、音楽は滅びつつある」(第1章) 「わざわざ吹聴するようなことじゃないが、最近、ハッパと酒を止めた」(第2章) 「あのバンド(クレイジー・ホース)はわたしにとって、ほかでは行けない宇宙的な場所に連れていってくれる乗り物だ」(第2章) 「スティーブン(スティルス)は天才だ」(第8章) 「ステージに立つのは孤独な仕事だ。・・・(中略)クレイジー・ホースとの次のツアーでは、新曲をやらないかぎり、自分が歴史の遺物になった気がしてしまうだろう」(第11章) 「それ(音楽)は、五感を襲う嵐、魂に吹きつける風雨であり、深い上にも深く、広い上にも広い。見たり聞いたりする以上に、感じるべきものなのだ」(第19章) 「アメリカ政府はまだ、オハイオで斃れた4人の遺族に謝罪していない」(第33章)
今までまともにインタビューも読んだ記憶がない、ニール・ヤングの長編自伝。 とても語り口が良く読みやすいし、長大なキャリアを持ち計り知れない紆余曲折を経験しながら、あくまでその姿勢は前向きだ。 しかも現代と過去を自在に行き来するから、読み飽きない構成になっていると思う。
あなたはニール・ヤングが好きか?YES.OK!!!(これ読まなくてどうする) あなたはロック・ファンか?YES.OK!!(ロックの伝説が語られているよ) あなたは読書が好きか?YES.OK!(70年代前後のアメリカの空気をロックを通じて感じ取れるだろう)
2巻がとても楽しみだ!
ジョナサン・デミが監督を務めるニール・ヤング映像といえば、『Sleeps With Angels』に収録されていた4曲のスタジオライヴを撮影した1994年の『The Complex Sessions』や、
2005年のナッシュヴィルでの特別公演を映画化した『Heart Of Gold』、2007年のアッパーダービー公演を映画化した『Trunk Show』がありますが、どれも名作として誉れ高い作品です。
本作は、2011年トロント公演(あのマッセイ・ホール!)での演奏シーンをベースにして、ニールが幼い時期を過ごした街を巡るシーンが挿入される形で1本の映画となっており、
さすがはジョナサン・デミ、過去作と同様に名作と呼ぶにふさわしい作品になっています。
演奏シーンは全てニールのソロで、近年の名作『Le Noise』収録曲と過去曲がバランス良く収録されています。演奏が途中で途切れることもほとんどなく、映画によくあるストレスもありません。
ソロ・エレクトリックの鬼気迫る演奏を高画質&高音質で堪能できますので、ファンならぜひ買いましょう。街を巡るシーンの牧歌的な雰囲気と演奏シーンのコントラストも見事です。
『Trunk Show』のソフト化も待ち遠しいですね。
「いつかデビッド・ブリッグスの生涯という本を書きたい」とのことであった。
ユーモアの冴えは第一巻以上である。
ニールといっしょに老いていこうと考えるファン世代には近くに置いておきたいアイテム!!
ジョナサン・デミが監督を務めるニール・ヤング映像といえば、『Sleeps With Angels』に収録されていた4曲のスタジオライヴを撮影した1994年の『The Complex Sessions』や、
2005年のナッシュヴィルでの特別公演を映画化した『Heart Of Gold』、2007年のアッパーダービー公演を映画化した『Trunk Show』がありますが、どれも名作として誉れ高い作品です。
本作は、2011年トロント公演(あのマッセイ・ホール!)での演奏シーンをベースにして、ニールが幼い時期を過ごした街を巡るシーンが挿入される形で1本の映画となっており、
さすがはジョナサン・デミ、過去作と同様に名作と呼ぶにふさわしい作品になっています。
演奏シーンは全てニールのソロで、近年の名作『Le Noise』収録曲と過去曲がバランス良く収録されています。演奏が途中で途切れることもほとんどなく、映画によくあるストレスもありません。
ソロ・エレクトリックの鬼気迫る演奏を高画質&高音質で堪能できますので、ファンならぜひ買いましょう。街を巡るシーンの牧歌的な雰囲気と演奏シーンのコントラストも見事です。
『Trunk Show』のソフト化も待ち遠しいですね。
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