I loved this magazine. It got to the US faster than expected without a scratch. THANK YOU AMAZON!
自分が購入したときはヴァージン・ジャパンのシリーズ物のときに購入してしまい日本語の解説等がなかったときで少し残念でしたが、内容はアンビエント風でノスタルジックもるので良かったです。
Mickが渾身を込め、いろんな人の協力を得て日本でやっと出版に至った本。生前に出版されることをMickは願っていたようです。Japan解散に至るメンバーの心境、そして周りの人がどんな風に感じていたのか。Raintreecrowでの、Japan再結成の完全消滅の背景。Japan解散後のMick自身のソロ活動、精神の病など、赤裸々に文章に残しています。幼なじみであった、Davidの裏切りとも言われる行為の真相について、Davidファンが受ける衝撃は小さくないと思われます。章ごとに、こころに残る短い文章は、Mickが好きだったものだと思われます。まだ、これからもという年で、癌で亡くなったMickに若い時代の楽しかった思い出をくれた感謝の気持ちを伝えたいと思いました。Japanファンの方には、おすすめします。土屋昌巳さんの、寄せ書きも優しさを感じます。
ジャパン時代の「錻力の太鼓」に収録されていた"CANTON"でのミック・カーンのベースプレイは圧巻でしたが、このソロ作では全曲でその軟体動物のようなベース演奏を楽しめる低音弦奏者垂涎の作です。CDで"The Sound Of Waves"が追加されたことでさらに素晴らしい作品になったように思えます。E.フレットレスベースプレイというとジャコ・パストリアスの名が真っ先に挙がるのが通例ですが、私は彼こそがフレットレスの特徴を生かしきったベースプレイヤーだと確信しているので、E.フレットレスベースプレイの真髄を聴きたい方にはジャコや他の誰よりも彼のこの作品を推奨します。
基本的には同じフレーズの繰り返しがここでのプレイの基本なのですが、微妙なタイミングのずれや凡人には理解不可能な「音選び」など彼にしかできない独創的な演奏が異常に魅力的です。個人的にはデビッド・シルヴィアンよりも好きな彼の繊細なボーカルも捨てがたいし、そこに執拗に絡みつくベースがまたよろしい!のです。
ジャパンのメンバーのサポートや、ミック自身のベース以外のプレイヤビリティーも見逃せません.........が、やはり最初から最後まで耳を引くのはやはり「ベース」です。中近東風の音世界での統一感、また"Savior,Are You With Me?"や"Sensitive"などはポップ感覚もばっちりなのでベースの事は抜きにしても客観的にみて優れた作品と断言できます。休みの日にぼんやりと浮遊したい気分になりたい時など、特にもってこいの音楽かと思いますが、音を上げすぎると突飛な低音に不意をつかれてビックリするのでご注意を。
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