名作PCゲームの移植です。
興味あるけどやっていない人の中には、キャラのイラストがいかにも萌えを意識しているために抵抗ある人もいるかと思います。
実際、自分がそうでした。萌え系は好きじゃないから、ホラーならそれっぽい絵にしてくれよ、と。
しかし、PC版をプレイしその考えを改めることになりました。
このゲームの魅力は、序盤の平和そのものの世界が少しずつ狂っていき、気付いたときには恐怖一色になっている点にあります。
その過程で描かれる登場人物の豹変は、デフォルメされたキャラだからこそ大きなインパクトを生むのです。
にこにこ笑っていた女の子の大きくて輝いた瞳が、ちょっとした一言をきっかけにして
色を失い射るような目つきで睨みつけてくる。
その落差を生むための計算された萌えキャラなのだ、と気付いたときは原作者の巧妙さに感服しました。
絵で敬遠してしまうのは非常にもったいないこのゲーム、ホラ−系の話が好きな人は是非プレイしてみて下さい!
ただ、平穏が崩れ去った後の残虐描写がPS2でどう表現されるのかが分からないため期待点は4点で。
残虐さを求めるならPC版をやればいい気もしますが、平和との対比をしっかり表現するだけの描写をしてほしいと思います。
下のレビューにたくさんの批判がありますが 僕もその気持ちはすごく理解できます。
・PS2版の良い所はフルボイス、作画が原作に比べてまだ一般ウケしやすい。 (ただ原作に慣れるとあの独特の作画も好きになるかも) ・テーマソングなど歌があるのが魅力ですが、BGMは原作の方が断然良いかと。 ・気になっていた文字の見にくさとTIPSの追加(つまりあの大事な34シーンが見れるわけですね) と前半K1ボイスが追加されたのは良いです。
ただやはり「祭囃し編」がないのが一番痛いところです。 祭囃し編追加ならアペンド版じゃなく通常版の方で買ってもイイ!と思える程なんですが、、、
アペンド版はまるでPCゲームの修正パッチのように感じられます。 あれで4千円は高い・・・ 購入された14万人が批判上げるのは当然です。
ただ初めてプレイされる方には絶対オススメです! 原作プレイしてからこれをやってみるのも良いでしょう。
アペント版にしては高く感じます。カケラ遊びは既存の祭ユーザーの意見に応えて作られたものだったはず。 価格面からももう少し既存ユーザーの事を考えてほしかったと感じます。 追加要素自体は悪く無いと思うので残念です。
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