少し、平均値から外れてしまうと 「異常」とみなされてしまうという事は 組織の中などでも見受けられますが、 私も「オール平均点」主義には かなり疑問を持っていました。
同書にもあるように どちらも六十点よりも、十点と九十点の組み合わせの方が才能になりやすい という事は正だと思いますし、 まさに「才能は偏りから生まれる」のだと思う。
人、特に子供、育児といったことを考えるきっかけになりました。 愛情不足で引き起こされる悲劇は避けたい。
何度も読んでみたいと思った1冊でした。
子供がWISKを受けることになり、スコアの見方が全くわからなかったので購入しました。 これを一読しておくとおかないとでは、検査結果の説明の理解度がまったく違います! 読者のターゲットは言語聴覚士等や特別支援教育にかかわる人がメインですが、保護者が読んでも十分に役立つ解説本です。グラフのばらつき具合による特性の違いも詳しく解説されており、この行動はここが弱いからこうなってしまうのだ・・・という事や、支援方法まで多数の用例を用いて解説してあり、家庭での支援にもとても役立ちました。 今でも子供の特性で???と思った事はスコア片手にこれを読み返しては確認しており、自分にとっては教科書のような存在です。
アセスメント、ということの根っこにあるべき、ぬくもり、暖かみが徹底して強調されていて、「そうなんですよね」と思いながら読みました。 検査とかをおこなっていく評価スタッフや、教育にとどまらず福祉・医療の直接支援者全員に読んでほしい、大切なメッセージの込められた本だと思いました。
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