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当時、2vs2のバトルは、家庭用マシンの性能を考えても、移植は出来ないと、カプコンは言ってました。 しかし、セガサターンの処理性能を3倍にする、拡張ラムカートリッジ4MBを、セガとカプコンで共作し、見事に『X-MENvsストリートファイター』のタッグバトルをパッケージ化。 滑らかなキャラの動きに加え、ド派手な必殺技や、合体技も忠実に再現。 ロード時間も皆無に等しく、快適にプレイが楽しめます。 プレステ版もありますが、性能的に1vs1のラウンド制で、ロード時間も長いと言う欠点あり・・・。 アーケードからの移植に成功したのは、このセガサターン版のみ。 セガとカプコンの底力に感動した、珠玉の格ゲーです!!
 
 
   
セガサターンへの移植版と同様、アーケードで最も出回っていたバージョン2ではなく、その1つ後のバージョン3の移植です。技の性質が一部変わっているため、
 バージョン2のようにできない連続技もあります。
 (初期バージョンのRYUの地上旋風脚コンボは不可・バージョン2でできた、
 RYUの空中投げから方向キー上入力での空中再スーパージャンプも不可)
 それでもまだ永久コンボはあります。
 
 目玉の、必殺技またはハイパーコンボがヒットまたはガードされた時に別のハイパーコンボに
 キャンセルがかけられる「ハイパーキャンセル」は結構新鮮です。
 オリジナルの連続技を作るのが好きな人向け。
 昇龍烈破→神龍拳とか
 バーサーカークロー→ウェポンXダッシュ→ヘビーアームドバーディー→ウェポンXダッシュ等できます。
 なお、ハイパーコンボが一種類しかないガンビット・ローグ・ジャガーノートは
 同じハイパーコンボを連発できます。
 
 試合前のロード時間がほぼ15秒(PS2でプレイ)かかるのと、処理落ち、
 キャラのコマ数の減少はマイナスポイントです。
 コマ数の減ったジャガーノートパンチは、パンチを振りかぶった絵とパンチが地面に突き刺さっている絵の
 2コマしかないため、パッと見で瞬間移動や背中で体当たりしている技に見えます。
 
 PS版は処理能力の関係で、2on2ができるのは対人モードで同キャラ戦の時のみ
 (2on2ではハイパーキャンセル不可)で、基本的にCPU戦は1on1のラウンド制。
 ただ、1on1でもパートナーとのハイパーコンボとヴァリアブルカウンターはあります。
 
 おまけでアポカリプスが使えますが、対人モード限定なので、あってないようなものです。
 このゲームに相当思い入れのある人にのみ、このソフトおすすめします。
 セガサターンが現役なら、セガサターンの4M拡張RAM付き版で遊んだ方が、
 ハイパーキャンセルとボス使用はありませんが吉です。
 
 
   
ハードの能力のせいで他機種ではできるタッグチェンジができません。
 キング・オブ・ファイターズのように一人目がやられたら次のキャラにチェンジするシステムです。
 
 面白くないことは無いのですがやはり物足りないのも事実。
 
 このゲームを本当に楽しもうと思うならば他機種版も現在は安くなっていることですし、そちらのほうをお勧めします。
 
 
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