鬼束ちひろさんも森川すいめい先生も優しい方だな、と私は読んでいてそんな風な印象を受けました。
森川先生は被災地の方々やホームレスの方々へのボランティア活動をされている精神科医の方です。高い志がなければできないものですよ。医師でも色々ですしね…(^^;) むしろ最終的には森川先生のインタビューに不慣れなオドオド感が、逆に鬼束さんの個性的な部分も優しい部分も際立たせてくれているのでは…と感じました。鬼束さんも最初は森川先生がどのような方か判らず少し警戒されていたのでしょうね。その後、森川先生の誠実さが伝わったとき、鬼束さんのいつもの温かい人柄が顔を出していました。
また、初めて知ることができた鬼束さんの意外な部分(ホームレスの方々に対しての優しい行動)が記載されているくだりもあり、個人的には大変面白く読ませて頂きました。
拙い文章で申し訳ございません。最後までお読み下さり有難うございます。
どのビデオもすごく綺麗で見とれます。 声にあっていると言ったらいいのかな。 一番のオススメは「茨の海」。涙か出ます。 ファンなら買うべし!!
彼女のデビューから聞いていて、今回のDVDを聴いた感想ですが、 だんだん神の域に近くなってきているように聞こえた。 デビューの頃の力強い歌声とは違って、命を削りながら歌っているように 感じました。心に響くとはこの事なんでしょうか? 確かに最初の頃は声が出ていないようですが、そんなことは 気にならない出来です。体を大事にして長く歌って欲しいと 切に願います。
エッセイ本に評価をつけるというのは難しい気がするが、読み終えた後、「もっと彼女のことを知りたい!」と思ったので評価は5。
単純に、彼女の楽曲だけではなくキャラクター・人間性・楽曲の背景についても興味がある方にとっては、とても面白い内容になっているのではないかと思う。
世間において、彼女はよく「ヤバすぎる」「奇抜すぎる」と言われる。 『月の破片』では、彼女の「ヤバイ」行動の元となる深層心理について書かれているなと感じた。
しかし反対に、彼女の心理や行動はとてもリアルで身近なようにも思えた。 奇抜で風変わりにも見えるが、単に素直すぎるとも思えた。きっと誰にでも持ち合わせている少し尖った部分が、彼女は人一倍表に出ているだけではないか。特に自殺未遂を行った時の心情が、私にはそう感じた。
説明しづらいが、あまり人が表に出さない“普通”すぎる感情が表に出過ぎている…という解釈。
DVDが届く前に、皆さんのネット上でのお声をうかがっていると、相当に厳しい御意見があったりして心配していました。で、実際にDVDを観てみると意見が分かれるのも無理ないなと思います。音程を外しているとか、声が出てないとか、歌詞を忘れてモニターの画面を見ているとか気にされる方でしたら、さぞかしがっかりされたことと想います。
でも、私的には以前のCDで聞いていた時よりもずっと良く歌い込まれて、むしろ歌詞が自然に心に伝わってくるのです。何度聞いても、鬼束ちひろの集中力には感動します。
考えますに、パフォーマンスの姿勢が以前と変わったのだと。 美しく、丁寧に音符の通りに歌うのではなく、歌詞に込められた世界観をどう歌えば最も良く伝えられるか。ライブではそれだけやる。
クラッシック音楽を聞かれる方なら理解されるかと思いますが、音楽に集中し続けるのとても難しいことです。(すぐに眠くなってしまう。)伝えようとするのはその一瞬、一瞬の心の中の世界であり、言葉や音階ではない。歌詞や、音階を憶えてそのままマイクの前で歌うのは、練習すればだれにでもできます。
でも、この曲はどんなときの、どんな気持ちか。怒りか、悲しみか、孤独か、絶望かはたまた喜びか。それを伝えるのは至難の業です。クラッシック音楽好きで何度もその曲を聞き込んでいるような人でなければ、クラシックの最高の演奏を聴いても面白くないのと同じで、鬼束ちひろ好きでなければ、彼女が心を込めて歌い込んだ歌も面白くないと感じるのは自然なことです。
何処で吹っ切れたのかは知りませんが、いわゆる芸能畑で媚を売るのは止めたのですね。アンコールで歌ったNEW AGE STRANGERなどは、日本語ではとても話せないような風刺の強い曲です。こんな曲を歌う歌い手さんなど、もう日本にはいないのではないでしょうか。
ちなみに、モニターを観て歌詞を確認するのは、もしかして別の言葉が浮かんでしまってパニックになる為ではないですかね、天から歌詞が舞い降りてくるらしいですから。ぜひ、本人に聞いてみたいですね。
とりとめのない感想で、何とも申し訳ないです。ご容赦を。
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