前巻は、一方的に「組織」の思惑通りに進められ、軍が蹂躙され続ける 展開でしたが、今回はついに軍の反撃が始まります。
ダークサイドに落ちかけたハーケンマイヤーが復活し、アリスが颯爽と 登場。そして本巻ラストでは、あの男がついに...!
まだ反撃が始まったばかりの状況なので、本格的な戦いは次巻で描かれる 事になると思いますが、本巻もかなり盛り上がりました。 私は特にアリス登場の場面で鳥肌が立ちました。
次巻が待ち遠しくてたまりません。
説明が長すぎたかな、もう少し短くまとめたほうがよろしかったかと。 読者の想像領域を増やすのもよろしいかと思います。
市内戦ですが、戦車の投入&基本戦術を知っている人には 「それはねぇよw」なのが残念でした・・・・ 難しいですよね、どこまで説明していけばいいかってことは。
装甲車の処分&発表会はとても楽しみです。 期待してます。
タイトル通り、画力も構成力もまだまだな感じは否めません。 しかし、この作品の魅力は自分はそこではないと思っています。 テーマ、そしてそれを描きたいが為にきっちりと張っていく伏線。 平和は戦争が終わればただで手に入るものではない。むしろそこからが本番であろう、というこのテーマは戦争モノの中では異色と言えましょう。そして戦争が終わって、成長の欠片もない世界も同時に描く。 鉄砲バカスカやってる漫画のほうが受けはいいし簡単でしょう。テーマは重い、そして描くのが難しい。でもそこに挑戦し続けているその姿勢は評価していいと思っています。 舞踏会編がちょっと長すぎるしグダグダなんですが、まあアリス少尉萌えとか言ってる人のためと割り切ろう。一応ヒロインだし。 ちょっと珍しい戦争モノに興味がありましたら、是非。
原作に新エピソード追加した感じでした、良作です。 途中、話数調整なのか中弛みしますがうまく纏まってました。
GONZO、AICの合同チーム製作。
「SoltyRei」を成功させた事で華々しくデビューし、この作品が2作目。
この後には「瀬戸の花嫁」の製作も既に決まっている程、業界注目度の高い編成班。
なんと言いましょうか、この2社の相性の良さは抜群。
作画力の良さのみが先行するGONZO社とストーリー構成の良さのみが先行するAIC社。
その2つの良さが実に良く融合している事が推したいポイントの一つ。
そして、この作品に関して述べますならば、「名言集」に匹敵するほどの数々の名言が飛び
出すのですが、その名言の数々をきっちりと追行している事もポイントの一つかと。
例えば、「どう生まれたかじゃない。どう生きるかだ。」
この作品、月間マガジンに連載の有名原作、そこが「生まれ」ですが、そこをアニメ化に際し、
今現在正にキャラや個性を「生かす」事に専念。
「遠くを見るな。前を見ろ」。遥か遠くの理想を追う前に目の前の現実をきっちり片付けろと
言う意味ですが、一話一話の細かい演出がきっちりしている。
その他、訴えるべきテーマが大量に内包されているのですが、それをこの作品自信がきっちり
と履行している。
アニメと離れて現実世界でも言うだけ言って実行しない人の言葉って説得力が無いですよね?
逆にきっちりと実行している人の言う事には説得力がある。
それと同じで、この作品は「言うだけの事をやっている」事によってそれらの「哲学」と、
言い換えても良い名言にリアル感があるのではなかろうかと。
個人的にはそう思っています。
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