先生方、とりあえず、完結お疲れ様でした。
三巻もつい買ってしまいました。 内容は、うーん。グダグダ長かったなぁ…というのが一番の感想ではあります。 肉便器、とかのワードも、なんか一線を越えちゃったというか…。もう一段、上品なラインにいてほしかった。 あそこまでエゲツない表現、不要ですし。 また不破が、ムダに女や男たちを抱くシーンも…。不要です…。誰も幸せになれない…。
あとあれだけ用意周到(?)だった不破が、前巻ラストでロン毛の組長を、あんなに証拠も目撃者も多いところで殺し、 なおかつそれが原因で逮捕されちゃうというのは…。え、いや、ちょっとおかしいでしょ、と。
ただ一点だけ、ラストでバードが不破に、
「ビューティフル」
と言うのは、ビミョーにジンワリ来ました。 まぁ、エンドという意味ではアリかと思います。 一応、三巻で長かったですけど、まぁ、努力した凡才が天才に一泡吹かせた、みたいなドラマそのものは伝わった気がします。
ただ、そのあとのオチ。
ヘビ復活は、正直
「もうええわ!」
としか思えません。しつこい。
青山先生が描いてたときからのファンで、リバイバルまで追って読んできた自分からも「もうええわ!」としか思えません。 そこは殺しとけよ、と。 いったいどれだけヘビに頼りすぎなんですかこのマンガ。
というか「続く」とかもなかったですし、よくホラー映画にあるみたいに、倒したと思った敵がまた復活してエンドレス…! みたいな終わり方なんでしょうか。これで正真正銘のラスト、みたいな。 であれば、後味はそんなに良くないですが、一段の完結だと思うことにします。
ただいや、本気でまたヘビ編が始まるとしたら…。 残念ながら、青山先生、もう隠居したと考えざるを得ません…。
何にせよ、麻雀マンガはこれで終了して、もっと広い読者に楽しめる漫画に戻ってきてくださることを、心から願っております。
バード執筆、お疲れ様でした!
僕は先にリメイク版を読んだのですが、非常に面白く、是非ともオリジナル版も読んでみたいと思っていました。 ところがオリジナル版は既に絶版状態。そんな中見つけたのがこのコンビ二版でした。
感想としてはとにかく濃密で、面白い。 「蛇」がどこにでもいそうな初老のオジサンでありながら、 その実態は狂気に満ちた雀士というのが非常に不気味でいい味を出しています。
麻雀好きなら読んで損のない作品だと思います。 このボリュームで500円は絶対にお買い得です!
麻雀をやるにしてはあまりに大袈裟すぎる舞台設定や 妙に熱い名台詞の数々など、 一部のマニアに大ウケするような要素がてんこ盛り。 もしあなたが「カイジ」や「バキ」を 座右の書にしているような人だったら、 総力を尽くして探し出すべきだろう。 太く短い(全2巻)濃厚な世界観は、 必ずや読者を虜にしてくれる。
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