亜月裕のセンスに脱帽です。 徹底した主役のアホぶりと、名古屋弁をしゃべる宇宙人の子供、 オネエキャラの馬、そして怪力のヒロイン・・・亜月ワールドが炸裂して爆発してます! そのアホ描写の上にほろりとさせるエピソードの数々がたまりません。 原作と共にお勧めです。
状態はすごくきれいで良かったのですが、内容は持ってる本とダブってしまい失敗でした。内容を確認して買えないのが難儀ですね。
昔強烈にハマった漫画。中でも大好きだった疾風のスピンオフ! いつ出版されてたのか気付かなかった…クヤシイ! ので、即買い。 良かった!変わらずカッコいいぃぃぃ 原作初登場時は随分やさぐれた感じだったけど、この時点での疾風は、クリームパンが好きだったり、白石さんと仲良かったりで、なんだかホッとした。 そして相変わらず、そのケは無いのに男にモテる(笑) 続きがありそな終わり方で、期待していいのかと思ってしまう。しかし再び会えた疾風に感激!! の星5つ。
「外伝」という題名の通り、シリーズとは別のカバ丸の幼児期やシリーズ後の話などを三篇収めたもの。特に「出逢い」はカバ丸ものの最高傑作と言って良い感動作である。
「出逢い」ではカバ丸の幼児期が描かれる。母に死なれたカバ丸と捨て子の疾風。失意の二人だが、子供特有の回復力で程なく仲良く遊ぶようになる。そこに現れる自殺志願の女子高校生。その女子高校生の命をカバ丸の純粋な心が救うのだ。読んでいて涙が溢れる感動作である。「じゃぱにーず・ひーろー」はシリーズ後の話。カバ丸の幼馴染の誠樹がカバ丸達の所へ訪れるシーンから始まる。ただし、カバ丸は誠樹の事は覚えておらず、誠樹が持っているお菓子にだけ興味を示す。この辺のギャグは相変わらず可笑しい。疾風が誠樹を覚えていたため、やっと話が繋がるが、誠樹の相談とはやはり幼馴染の未緒の事。未緒は忍者のカバ丸達も驚く程の不思議な能力を持つ少女で、流石のカバ丸も覚えていた。その未緒がピンチに陥っているというのだ。カバ丸は未緒を助けるため京都へ向かうが、久々の都会で抱腹絶倒の行動を繰り返す。そして疾風の力も借りて、未緒の力(実は超能力)を利用する美術品窃盗団を粉砕する。幼馴染どうしの心の連帯とアクションを巧みに織り交ぜた佳作である。もう一篇は、アラブの王子をカバ丸が守るという爆笑国際的コメディ。
本書はカバ丸の魅力が凝縮された傑作短編集である。特に、「出逢い」は舞台設定と"心の純粋さ"というテーマが読む者の感動を誘うカバ丸ものの代表作だと思う。
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