69年〜74年のミックテイラー在籍時がストーンズの全盛期だと思ってる僕には、とても興味深いミックテイラーの79年に発表されたソロ第1作。
当時のストーンズのライヴで聴けるような、スリリングなギターはないが、思ってたよりはるかに曲が良い。
ヴォーカルもなかなかいい感じだ。
79年という時代もあって、あの頃のジェフベックのようなクロスオーバーぽいインストもあるが、基本的にはミックテイラーらしいブルースギター中心の名盤。
ストーンズ・ファン以外の人にも是非!
説面文を見る限り、完全版ではありません デフレパードのアニマル、レッツ・ゲット・ロックド エクストリームのラブ・オブ・マイ・ライフ〜モア・ザン・ワーズが収録させてません
ブライアン・ジョーンズがストーンズを追放された後、 ストーンズに迎え入れられたギターリスト、ミック・テイラー。
しかし彼はスタジオ・アルバム4作品に参加しただけで脱退してしまう。 彼が脱退しなければストーンズは 今よりもっとすごいバンドになっていたのではないかと思ってしまう。
彼が参加したスタジオ・アルバム4作品は 『スティッキー・フィンガーズ』 『メイン・ストリートのならず者』 『山羊の頭のスープ』 『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』 とどれも名盤である。
今回紹介するのは彼がストーンズ脱退後に発表した 初のソロアルバム『ミック・テイラー』。 収録曲はブルースロック、当時クロスオーヴァーと言われていたフュージョンなど。 ストーンズ時代のギターではないが、 このアルバムでの彼のギターは、 何度も聴き返したくなるほど、 素晴らしく味わい深い。 彼のヴォーカルはキース・リチャーズとエリック・クラプトンを 足して2で割ったような声と言ったらいいのか、これがなかなか良い。 実際、いま私はこのアルバムにハマっている。
収録曲の「Giddy-Up」にはフランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションの元ギターリスト、 リトル・フィートの、あのローウェル・ジョージが参加しています!
一番のお気に入りは 最後の1曲(2曲を足したもの、発売されたCDによってはわけられている) 「スパニッシュ/A・マイナー」が、 当時、クロスオーヴァーで話題になっていたジェフ・ベックのような曲で 非常に素晴らしくどこかへ連れて行かれるような気がする。
これは隠れた名盤ですよ! 高値にならないうちに買っておいたほうがいい。
値段もヘヴィーですが、 それに似合う以上に内容もヘヴィーな1冊。 当然、重さもかなりのものです。
初出の写真も多く、 新聞やポスターなど 当時の資料も豊富。 写真ごとに解説がついているのも素晴らしい。 かなり資料性の高い出来です。
メンバーだけでなく、 ライヴの様子、記者会見の様子、 それに移りこむファンたちの様子から、 60年、70年の狂乱振りが伝わってきて まるで時代を切り取ったかのような 雰囲気が大いに伝わります。
80年代以降少しずつ写真が減りますが、 バンドの全盛を考えた比重の置き方でしょう。
カッコよく歳をとっていることが 本当によく伝わってきます。 おじさん、じいさん時代も、本当にカッコいい!
とにかくファンなら買って損のない 家宝となりうる1冊であることは、 間違いないでしょう。
2012年リリース。1982年6月18日ニュージャージー州パサイクにあるキャピトル・シアターで行われた、ミック・テイラー、ジョン・マクヴィー、コリン・アレン擁する英国ブルースの伝説的バンド=ジョン・メイオールズ&ザ・ブルースブレイカーズと米国ブルースの歴史を築いてきた伝説的巨人達による一夜限りのスペシャル・ライヴ。ミックがエッジの効いたギターで観客を沸かせ、エテ・ジェイムズが圧巻の歌声で魅了し、バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズの最強コンビが狂わせ、シッピー・ウォレスの優しさが包み込み、アルバート・キングの極太プレイが唸らせ、出演者全員での"C.C. Rider Blues Jam"にトドメを刺され、ブレカーズの"Room To Move"で昇天と、世界中のすべてのブルース愛好家たちにとって夢のようなステージ。初回限定盤にはCDも付いちゃってます。有難や。
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