居眠り磐音シリーズの最新刊です。 新創刊の雑誌で漫画化もされ、ますます勢いの上がって来た磐音シリーズですが、今回は今までになかったパターンで磐音が事件に巻き込まれます。磐音がかつてまだ備後関前藩の一藩士だった頃に、ただ一人愛した女性、奈緒。運命に翻弄され別れ別れになった彼女はやがて吉原で一番の花魁・白鶴太夫となり、落籍されてはるか出羽最上の地の紅花商人の妻となって磐音とは永遠に道を違えました。その奈緒の身が危ないという知らせが吉原に入り、磐音は彼女を救うべく最上の地へと旅立ってくのです。 今まではどちらかというと巻き込まれ型の主人公でしたが、今回ひさびさに自分の強い意志で動く磐音。その動機が、昔愛した人の危機を救うためということで、個人的にはすごく好みの展開なんですが、その磐音の妻となったおこんの立場と気持ちを考えると、そんなに簡単に(一応ちゃんと了解は取るわけですが)旅に出て、しかも命を落とすかもしれないのに平然と旅だっていいのでしょうかとちょっと考え込んでしまうのですが、それが通るところがこの好漢の今までの生き様というものなのかも知れません。自分だったら、普通に嫌だけれどなぁ。自分の新妻が、昔の元カレのピンチを救うためとかいって仕事もほっぽり出して、文字通り命がけの救出行に(それも頼まれたわけでもなく自分から)北陸路に出発するなんていうのは、なかなかどーして複雑ですけれどねぇ。まだまだ人間としての修行がたりないのかも知れません。 さて、北陸に旅して出羽まで辿り着いた磐音は、奈緒の消息を辿るうちに藩を二分する権力争いと利権を巡る陰謀に巻き込まれます。当時、京都と江戸で天井知らずの価格をつけられた紅花畑の美しい情景の中、彼は自らの藩の同じような事件の血みどろの結末を思い出しつつも、戦いに赴きます。今までの巻と違って、自分から事件の渦中に飛び込んだ磐音の判断やいかに。そして、お互いに、心の底から今世でただ一人の相手と決めながらも結ばれなかった二人は再会することができるのか。またその出会いは何を生むのか。後は読んでのお楽しみです。
3回目の注文になります。飲みやすくて美味しいですよ。 他の療法もいくつか併用していたので、このお茶の効果とハッキリ断定はできませんが、飲んで10ヶ月ほどで手や腕のアトピーが改善しました。
頭のいい人は亜麻仁油を飲んでいる!という著書を読み、亜麻仁油を探していました。 本で紹介されているものは、高いのですが、これは国産品なのに安くて、しかも一番絞り。 最初は輸入食品屋さんで見つけて購入しましたが、アマゾンで見つけてリピートしました。 生食用なので、冷蔵庫で保存するのにもちょうどいい大きさです。
東大卒のタレント高田万由子は「高田商店」の末裔だと聞いた。明治時代に活躍した武器商・高田商会がどうなったのか。関東大震災のあたりに相場に失敗して破産していたんである。その他、「絵巻切断」で話題となった「佐竹本36歌仙」の話はNHK特集で見ていたので知っていたが、なぜ秋田の殿様佐竹家が破産したのか知らなかったが本書を読んでなぞがとけた。秋田藩の「忠臣」片野なる相場師が「殿の財産を倍にしてさしあげます」と持ちかけたのを鵜呑みにして、佐竹の殿様は全財産を片野に預け、彼が展開した京浜電鉄株買占めの原資にしてしまうのである。ところが片野は買占めに失敗。巨額の損失を蒙り、佐竹家は大打撃を受け、江戸時代から連綿と伝わった家宝を売りに出さざるをえないところに追い込まれてしまったのである。藩の財産を蕩尽した片野は責任を感じて割腹自殺を遂げたという。その他、第一次大戦でドイツが行った無制限潜水艦戦争のお陰で商船の運賃が暴騰し、それで大儲けした船成金・内田や、同じく三井物産シアトル支店長ながら、そこで世界中の船腹を買占め大儲けした石田礼助など、面白い人物が続々登場する。結構楽しめた。
品物は良いです。とても綺麗です。早速使用しました。また、頼みたいと思います。
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