この手のベスト盤って「欲しい曲」が1〜2曲で「後はいらない」と思うモノが多い中、この「モータウン・ベスト」は、まさに「かゆいところに手が届く」選曲になっている。 私にとっての「意外なチョイス」は 10.マイ・ガイ:メアリー・ウェルズ 12.ウー・ベイビー・ベイビー:スモーキーロビンソン&ザ・ミラクルズ 15.さよならは悲しい言葉:グラディス・ナイト&ザ・ピップス 23.ジミー・マック:マーサ&ザ・ヴァンデラス これらが、今まで「ありそうでなかった選曲」 曲は知っているけど、他のベスト盤からは「こぼれた」マニアにも納得のラインナップになっている。 もちろん「恋はあせらず:ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス」「マイ・ガール:テンプテーションズ」「アイル・ビー・ゼア:ジャクソン5」などの「いわゆる王道」も充実。 全25曲、モータウン初心者からコアなファンまで、満足の1枚じゃないかな。
ダイアナ・ロスの歌声には、ポップスの真実が隠されている気がする。
たとえばジョン・レノンの声に孤独な少年の、ロックの真実が感じられるように。
残念ながら彼女(たち)の背景には詳しくないのだが、
いにしえのモータウンのショウビズの世界でもみくちゃにされながらの、あの一点のくもりもない「声」。
それだけで、なんだかとても感動してしまう。
愛されずに育った一部の人達にとって、ポップスは愛の、
夢の代替え品として切実に求められるものだが、彼女(たち)の声には、そんな聴き手の過剰な思いもやわらかく包み込んでしまうような、
女性の性そのもののような深みがある。しかし20代の彼女(たち)は、おそらくそんな意識をすることもなく、全身を響かせて、
懸命に自分自身の輝きをまきちらしていたのだろう。
そんなことに思いをはせると、甘酸っぱい気持ちを思い出し、なんだかとても切ないのだ。
私の大好きなレスリー・チャンとレオン・カーフェイ♪この二人が共演するのなら観ておかなくちゃ!と期待を持って購入しました。でも正直言って内容は「なんだか焦点がぼけてるな」と言う感じです。テーマが恋なのか仕事なのか友情なのか、いまいちわからない。そしてこのレスリー演じるウィンって「ホントにいい加減で嫌なヤツ!」と私は本気で怒ってしまいました。(苦笑)でもそんな風に本気で観客を怒らせるレスリーの演技は凄い!という見方もあるのかもしれません。そう言う意味で個人的には☆2つですが、あえて3つ進呈します。 話の途中と最後に広東語でレスリーたちが歌う、中村正俊の「俺たちの旅」が入ってます。この歌がお好きな方々にはこの物語はあうのかもしれませんね。 でも結果的にはレオン・カーフェイが控えめな演技をしても、レスリーを食っている感じが否めません。レオン演じる貧乏な中国音楽家?サンが、ロザムンド・クワン演じるキャリア・ウーマン、ウィニーを初デートに誘うところは圧巻です。このシーンだけは駆け引きのないさわやかな恋の場面で、レオンファンは観ておく価値ありです! うーん。やっぱりレスリーより、レオンの方が素敵だったかな?
ベティ・ニールズお約束の予定調和なピュアロマンス。伯母に薄給でこきつかわれていた美しい家政婦さんヒロイン:ケイトに一目で惹かれたドクター金持ちヒーロー:ミスター・テイト=ブーヴァリは、初めちょろちょろ中ぱっぱーっの勢いで、ケイトを守りに入ります。そうとは全く気が付かないケイト。ヒーローの仕掛けた包囲網、ヒロインはどこで気がつくことになるやら?
頼もしい、実に頼もしいヒーローです。 頑固で不屈の精神を持つヒロインを守るべく、あの手この手。 しまいにゃ、自分の母、ヒロインの母までぐるりっと巻き込んでの大捕り物(爆!) これではさしものヒロインも、ぎゃふんと言わざるをえないですナ(笑)
どんなに温厚かつ麗しい一族にも、一人は嫌な自己中さんが生息しているもの。 ここでは、ヒーローの伯母。 そして伯母の名づけ子で我儘難癖漬け魔のクローディア。 ヒロインへのあまりの仕打ちに、くらくらきます。 読んでる方も悔しくなること甚だし。 そこに絶妙なタイミングで救いの手、ヒーロー! 文句なしにかっこよし。 (ただし…ちょっと待ちすぎじゃないかって気もしますけどね)
とことん苦労して、しかも健気にがんばっているヒロインです。 こんな人は、幸せになるべき! 思わず応援してしまう、そんなあったかい物語です。
キャラクターソングというより「梨穂子編」のイメージソングという
印象を受けました。
(本編での使い方も絶妙でした。)
ストーリーより心情を語る「キャラクターモノローグ」も
独特のムードがあって良かったです。
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