経済の中心地ウォール街、野心に燃え一攫千金夢見るまだまだ若造証券マンのバド(チャーリー・シーン)、カリスマ成金富豪のゲッコー(マイケル・ダグラス)、非情なまでのマネーゲームがスリリングに展開するサクセスストーリーにわくわくっ。栄光と挫折、束の間の夢、親子の絆。バドの父親役にマーティン・シーンがなかなかいい感じ、親父と息子っていいな~、実生活でもチャーリーは父親のマーティンに世話になりっぱなし(尻ぬぐいともいうべきか…)らしいが、本当にいいお父さんじゃないか~と感動しちゃった。ゲッコー役のマイケル・ダグラスはやり手の男をエネルギッシュに決めている、ファッションもばっちり!「ジュエルに気をつけろ」のあんな男を演るとはこの時は想像もしなかった。
『ウォール街』の続編をオリバー・ストーン監督が製作したということを知って、久方ぶりに視聴して観ましたが(レンタルですけどね)。
とても四半世紀以上前に公開された映画とは思えないほど、生々しくもまったく色褪せていない内容には、ある意味肩をすくめるしかない。
ゴードン・ゲッコー。彼の金融業界に関わる才覚とやり方には多いに学べるところがあるし、単にドライなだけで、なにか間違ったことをしているわけじゃない。
しかし、それでも彼が単なる成金屋としか見えないのは、彼の関心が資本主義の本質や理念からは程遠いところにあるから。
トーマス・エジソンや松下幸之助が後世まで名を残すほどの成功を収めた陰には、彼らの思い描く未来社会の話に耳を傾けて、資金援助、つまり彼らの夢に投資した投資家が少なからずいたのだけど、そのような投資家とゲッコーとの決定的な違いを見分けられる人間は、どれほどいるだろう。
この映画の続編はもう劇場公開されているみたいだけど、ゲッコーの支配下から離れることを恐れた女性と、ゲッコーのやり方を学びながらゲッコーのコピー人間になることを拒んだ青年の、25年後の姿は、ちゃんと描かれているだろうか。
すごく長いです。また、米国での金融史や経済史についてあまり深く知らない私には難しく感じました。いろんな人物が出てくるのですが、肖像画や写真があれば良かったと思います。 内容は、ウォール街の歴史について書かれています。それも初期の頃から。この本を読んではじめて知ったことがたくさんありました。現在の米国投資環境はたいへんすぐれていると思うのですが、そのような制度はもともとウォール街の人たちはあまり歓迎しておらず、むしろ反感を持っていたということです。大恐慌の頃までは欲の皮の突っ張った人たちがやりたい放題やっていた・・と感じました。 ヨーロッパからの投資、大陸横断鉄道の建設、大恐慌や戦争、好景気や不景気、世界的な貿易の拡大、などを通じていろんな問題が発生します。その時々に問題を解決する人たちが現れて対処したり、それを邪魔する人たちがいたり、そんな中から現在の制度や仕組みが整ってゆく・・その過程を知ることができました。 ウォール街の歴史についてまとめられた本として、読まれてみてはいかがでしょうか。
インデックスファンドを進めた本としてはマルキールの「ウォール街のランダム・ウォーカー」が非常に有名であるが、本書も同じ主張をしている。違いは、国際分散投資や世界の新興市場に関してもきちっと言及があり、豊富なデータを元にこれらの状況下でもインデックスファンドの優位性が述べられていることである。インデックスファンドやETFを利用した実践的な投資戦略にも多くのページを割いている。
多くのプロのファンドマネージャーはインデックスファンドのバイアンドホールドに勝てていないことを科学的に論証しています。
短期売買は手数料、キャピタルゲインへの課税、将来の株価は決して予測できないことなどからバイアンドホールドに勝てないとのことです。
(テクニカル派は筆者にとってバカにする対象であり、一章をさいて痛快にやっつけています。)
やはり疑問に残るのは、バフェット流投資vsインデックスファンド投資ではどちらに軍配があがるかということで、本書ではここにはほぼ触れておらず、
バフェットの神業への説明は放棄されています。
一般投資家にとってインデックスファンドのバイアンドホールド戦略は有効であるばかりでなく、時間と労力も最小限ですみます。
銘柄発掘に使う時間を他の人生の目的に使いたければ、最も合理的な株式運用方法でしょう。
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