児童書の分類ですが、少女漫画誌のなかよしで連載されている漫画の単行本です。 お子さんに与える場合は、絵本レベルでないと読めない子には難しいかもしれません。 また、スマイルプリキュアの話は後半しか収録されていません。
◎ 漫画としてのクオリティは、なかよし本誌で異彩を放つベテランの超絶作画とネーム力で文句の付け所がありません。
◎ 内容については、アニメ本編をなぞりつつもオリジナル短編を少々含めた構成になりました。 会話や心の触れ合いを重点的に描き、さらに美しく暖かい世界へと膨らませています。 ネタバレするのが嫌なので詳細は伏せさて頂きます。ぜひお手にとってお楽しみ下さい。
△ 反面、戦闘に関する部分はより簡略化されており、評価の分かれる所かもしれません。 凛々しい場面もプリキュアの魅力の一つですが、上北ふたご先生の持ち味を活かすならアリでしょう。
○ フレッシュプリキュア以降、本編を少ないページ数に詰め込むのは少々苦しい状態でしたし、 どんなに作画やネームが素晴らしくても、内容が被っている事は残念ではありました。 オリジナルに舵を切り始めた事を自分は英断だと思います。
× ただ、実質的に漫画スマイルプリキュアの下巻であるのに 書名や表紙ではその点が説明不足どころか誇大表記されているのが問題です。 売り文句が「まとめていっきよみ」これでは全部読めると誤解されてしまいます。
× ドキドキプリキュアを前面に押し出しすぎている点も疑問です。 それは添え物であって、あくまでスマイルプリキュアの本としてまとめて頂きたい。 東映さんとふたご先生は、姑息な抱き合わせをしなくても勝負のできる作品を作っています。
講談社のこの卑劣な売り方と作り方は以前より続けられていて、 プリキュアと上北ふたご先生を汚されているようで大変不愉快です。 しかし、敬愛する先生の為に☆5にしています。
子供が生まれてから一緒にプリキュアを見るようになり、プリキュアと一緒に成長して参りました。 なのでプリキュアにはただならぬ思い入れというか、思い出が詰まっています。
小さかった子供もふりがな付きの本が読めるようになったので購入しました。しかし話があちこち飛んだり抜けたりしているのがとても残念でたまりませんでした。 過去の『なかよし』はもう購入出来ないのですから、上北先生の作品を永久保存するくらいの気持ちで発行して頂きたかったです。
話が飛び飛びなのはさておき・・・本当にストーリーも絵も素敵で、マンガで育った世代としては嬉しい限りです。 そろそろ初代プリキュアで育った世代がお小遣いでマンガを買い始める頃でしょうから、売り切れたら是非増刷して頂きたいです。もちろん抜けていた部分も全部補強した状態で!
プリキュアが大好きな娘と私も好きなので購入しました。 プリキュア達は本当に子ども達の夢になっています。以下、レビューです。
内容は最初のカラーページで各プリキュアの紹介、そして70Pほどなかよしで連載されている漫画本編、そして最後の数ページで玩具、カードダスの情報、そして限定のデータカードダス一枚が付属しています。
良い点 漫画版ではアニメ本編を漫画で色々アレンジしたような感じです。絵柄もとても可愛いらしくて大人が読んでも満足すると思います。若干各キャラの性格が変わっている所もまた見所であると思います。表紙もキラキラしていて綺麗で裏表紙のキャンディとポップが可愛いです。
よくないと思った所 付属のカードダスの袋が個体差はあると思いますが開けづらい所でしょうか。 袋綴じが少し硬いので切り離す際に中身のカードを傷つけないように注意したほうが良いです
最後に 最終的には私も娘も満足しています。男性のプリキュアが好きな方でなかよしが買いづらいと感じている方にもオススメです
本書は、プリキュア5、5GoGoの制作関係者にインタビューした読み応えある内容の本です。 手にとって真っ先に驚くのは、この本のボリュームです! 590ページに及ぶ辞書並のページ数に度肝を抜かれました。 表紙、中表紙、そして、オマケのポストカードは、キャラクターデザインを担当された川村敏江さんの書き下ろしイラストの豪華さ! ふたりはプリキュア〜プリキュア5GoGoまでのプロデューサーを担当された、鷲尾天さんが全面協力してくれたお陰で、プリキュア5に関わった25人の方達へ加藤レイズナ氏が対談した内容の濃いインタビュー本となっております。 当時の鷲尾メモ、設定資料集、絵コンテ、没ネタ、歌詞、漫画版のイラストなども交え、苦痛なくスラスラ読める内容でした。(正直、著者のメモは読まなくても構わないと思いましたがw) プリキュア5は、セーラームーンを参考にして作られたと思っていましたが、意外な作品が元ネタだった事に驚かされました。 此処まで関係者から話しを聞き出せたのは、本を読む限り鷲尾氏の人力無くしては、企画倒れに終わっただろうなと感じました。 メインはプリキュア5とGoGoですが、所々でMHやSS、プリキュアオールスターズの裏話も読めるので更に面白さ倍増でした。 プリキュアシリーズ(鷲尾氏が担当された)は鷲尾氏が中心となり、チーム一丸(おもちゃ制作のバンダイ含む)で制作していたことを知る切っ掛けになりました。
気になったのは著者のはじめや終わり、メモなどの文章ですね・・・ プリキュア5シリーズが好きなのは分かりますが、読者に対して俺と言う言葉遣いは無いと思いますよ・・・ まあ、本書が初執筆らしいですので、まだ若いし今後に期待致します。
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