巻末に収録されている、大瀧詠一氏との「語り下ろし特別対談」が断然面白い。
出だしこそ読者を意識してか、分かりやすいように話している様子でしたが、徐々に「大瀧さん」と筆者「柿ちゃん」の世界へ。もう、私のような素人には「そうそう」なんて同調できない「マニアック」さ満載。大瀧師匠が師匠たる所以が随所から伝わってきます。
2011年3月21日発売のリマスター盤「A LONG VACATION 30th EDITION」を聴くと、2001年の「20th Anniversary Edition」の高音質路線とは明らかに違った仕上がりになっていますが、「原音はわたしの頭の中にある」と語った大瀧さんのたどった過程なんて、ちょっと感動ものです。
本編は、デジタル・オーディオについて機材開発も手掛けた技術者ならではの実例等を加えながら、シンプルに読みやすく解説されています。
専門用語の辞書的な使い方も出来るし、スタジオ・エンジニアを目指す人達が、一歩踏み込んだ生きた知識を得るのにも最適な一冊ではないでしょうか。
シュガ−ベイブの特集やム−ンライダ−ズの本など、最近買い捲っていますが、その中で一番内容がある一冊でした!
もちろん、他の大瀧さんの本を買っている人には違う意見もあるかもしれませんが、私にとっては楽しい一冊でした!!
素晴らしく、剥き出しです。 山下・大貫両氏の才能が、若々しいボーカルが、アイデア満載のアレンジとガッツある演奏が。 今回のリマスターは特に演奏が生々しく鳴っています。
上出来のメロディーと演奏なんだけど、整いすぎていない。大御所となった現在の両氏からすると若気の至りなのかもしれませんが、生意気さを曲にぶつけて、つんのめっている、最高のポップです。
日本を代表するR&Bアーティスト。
シャネルズの頃から独自の音楽性を持っており、解散してからも支持する方が多い。
それだけラッツ&スターが好かれている証拠だと思う。
私、今回で4冊目となる(最初は82年版、次は「NIAGARA VOX」購入時、
3冊目が2001年版)この本ですが、今回も買って正解です!
(本当はパスしようと思っていました…。)
増補改訂版は、2001年版よりさらに新しいデータ+写真、それにカセット盤のライナーも加わってパワーアップしています。
ナイアガラものはやはり全部買いですね!
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