タイトルは英語、残酷な現実、でもあたしは恋してる、きっとしあわせになれる・・・よね?みたいな、ウザいくらいにナルシスティックな、ポスト・野島伸二、プレ・ケータイ小説な感じのアウトロー乙女小説を描き続ける桜井亜美(余裕で40歳)の伝説の始まり。この人の本の場合、何がよくて何がダメということは無い。どれも期待通りの話を提供してくれる。あまりにナイーブで自己中なワールドは、おっさんの僕には厳しいものがあるが、ポエティックな文章にはキラリと光るモノを感じてしまい、読むようになってしまった。とげとげしさと恋愛とエロと感傷とポエム。これを求める人にはうってつけ。文章のうまいケータイ小説という感じです。ケータイ小説的な”リアル”さ興味があるなら、一冊買ってみて読んでみることをオススメします。これで気に入れば、どの作品も気に入るのではないでしょうか。
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