著者の萩原氏は、元赤旗記者。
信頼できる北朝鮮ウォッチャーである。
否定する人も多い元毎日新聞の重村智計氏とともに、
ぼくは信頼をおく。
北朝鮮は外交上手と言うが、この本にも述べられているように、
6カ国の中で、再々にチャンスを失っているのは北朝鮮だ。
しかるに、その影、そのブラフに、
日本人は身動きが取れなくなっているだけなのだ。
憲法を変え、国権の最高機関を国防委員会にし、
自ら国防委員長に収まっている金正日。父の金日成主席のように
主席を名乗る力は、今はないことに注目すべきである。
ガイドとして同行したにも関わらず、酸素ボンベも持たずに登頂したため、誰よりも早くキャンプに戻ってしまった彼は、やはり非難されても仕方ないだろう。自分が早く帰って体力を回復しておけば、あとで、救助が必要な事態が起こっても対応できるから、とスコット・フィッシャーには言ったようだが、ガイドとして多額の報酬を支払っているのに、そんなことを隊長が受け入れるだろうか?ちょっと言い訳めいて聞こえる。結局スコットも死んでしまったのでどういうことなのかはよくわからないが。ブクレーエフは手取り足取り面倒を見なければならないような人はエヴェレストには来るべきではない、と思っているようだし、私もそう思う。しかし、そう思うのなら、この商業登山隊での彼の役割はいったい何だったのか。
親友に日頃の感謝の気持ちでプレゼントしました。値段の割には高品質だと思います。それとデザインが良く品があります。
たまたまニュースで耳にした程度の内容である、蜂の大量死、失踪。
元々原因に興味があったから手にとってみたものの、内容は期待以上。
対象者は蜂、昆虫に興味がある人から食育に関心がある人・環境問題に興味がある人が読んだら楽しめると思う。
内容の前半はタイトルの通り、蜂がなぜ大量死してしまったのか、その原因と対策。
それには人自体は人に対してあたりまえだと思っている事柄が蜂に適用されていないということがおおよその原因だとわかる。
詳細な内容については是非一読してほしい。蜂蜜だけの問題ではなく食料品生産全般に当てはまる問題だから。
後半は蜂について、また、蜂蜜を作るためのもう一つの要素である花について。
前半はもちろん期待していたとおりだったのだけど、この後半の部分が期待以上の内容だった。
作品中の養蜂家もそうなのだけど私自身が”蜂”という存在を単なる一つの昆虫であり、人間とは違う物、生物として認識していなかったという事を認識させられた。
彼らは彼らで高度な社会を構成し、個々が考え、行動していることがわかる。
日常生活においては時には死に至らせるほどの毒をもった害虫にすぎない生き物だけれども、読了後には親しみすら覚えるかもしれない。
各々の役割を知ることで個性すら感じられるかもしれない。
蜂や花の関係について、またその進化の歴史は日常に見える花を見る楽しみも増やしてくれる気がする。
気に入った。忙しいが又昔の仲間にあった時に見せれば、いい話の種になる事でしょう。
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