皆様よくご存知と思いますが、アランラッド主演の映画シェーンの原作です。ジョージステイーブンス監督のシェーンは本当にすばらしい映画ですが、この原作を読みますと映画ではわからない事もよくわかるということがいくつかありました。何分にも、古い本なので現在の文庫本より活字が大変小さいですが、200ページもない薄い本ですので一気に読めてしまいました。映画をより深く理解するのにとても役立つ本だと思います。ジャックシェーファーは新聞記者をする傍らこの小説を書いたそうです。そのせいか、文章は大変簡潔です。興味をもたれた方は是非ご覧ください。
ビクター・ヤングと言えば、「エデンの東」というような代名詞になっている感はありますが、 実際には「エデンの東」の作曲者は、レナード・ローゼンマンで、映画で使われた曲も、 いかにも劇映画といったスコアで、それを、誰もが知っているメロディに作り上げた☆ そんなエピソードでも、すごい才能を持っていた音楽家だと認識させられます♪ このアルバムも、「エデンの東」の他、チャップリン作曲の「テリーのテーマ」「スマイル」、 映画「麗しのサブリナ」で使われた「バラ色の人生」など、あまりに有名な曲も、 とても聴き心地のいいアレンジになっていて・・・。 もちろん、ビクター・ヤング本人作曲の作品もあり、万人が知っている「八十日間世界一周」は、 アカデミー作曲賞もとっています☆ 個人的には、これもヤング作曲、「シェーン」が、映画もテーマ曲も実に印象が残っています♪
「戦いの日々に生きる者は、命ある限り戦いから逃れられない」
ことを象徴する作品であると感じました。
悪役たちにも大義名分がある点も印象的です。
私は海以外、日常の日焼け止めとしても使用しています。
ボディーは日焼けしているのですが、お顔はさすがに日焼けが怖く真っ白なのでバートラを伸ばし、その上から濃いお粉をのせています。 伸びもよく日焼け止めにありがちな乾燥やツッパリ感もあまり感じません。香りもやさしいです。
強いて言うならば、小麦色に近い、お色もあったらうれしいですね。
このシリーズの特徴は、1.全会話(さらにト書き)の英語掲載 2.語句の解説 3.映画の字幕とは違った細かめの日本語訳 4.作品に関連したコラム記事 あたりにあると思う。 本書でもこれらの特徴は十分発揮されていて素晴らしいと思った。 (同シリーズ本でも2.や4.がないものがあり、通販で買ってがっかりした経験がある)
コラム欄の担当者は、英語文学を専門とする方とお見受けしました。 門外漢の私にはどの記事も大変参考になりました。
この映画は西部劇に分類されるのは間違いないが、ホームドラマの面もかなり色濃い。 登場人物たちの会話から感じ取れる微妙なニュアンスは、本書で初めて気付いたものが多かった。
例えば有名なラストシーン。 ジョーイ少年は、ガン・ヒーローのシェーンが当然戻ってくれると信じて疑わない。 他方シェーンは、もはや自分のようなガンマンが活躍する時代は終わったと言って去って行く(本書によると1890年のフロンティア消滅の頃)。 そしてジョーイ少年には「両親を大事にしろ」、「 straightな大人になれ」と言い残していく (ここでのstraightが自分のようなガンマン=人殺しになるなということだという)。 この映画の時代背景や簡単な語句の裏にある意味も知り、改めて名場面と実感した。
このラストに限らず、本書を見ながら鑑賞すると何倍もこの名作を楽しめるという感じだ。
このシリーズの宣伝文句は”映画スターが英語の先生”というものだ。 著作権が消滅するほど古い作品で、登場人物は全員亡くなっている(ジョーイ少年役は30歳で交通事故死)。 しかし、本書を手にする英語学習者のこころの中にはいつまでも生きていて、先生でいてくれるであろう。 ジョーイ少年も私にとっては今も英語の先生でいてくれている。
著作権が切れた作品のDVDが付いている版は、いままでの同シリーズ本より二まわりほど小さいサイズとなっている。 情報量が少なくなったというより、文字を小さくして携帯しやすくしたといっていいかもしれない。 その付属DVDには英・日とも字幕がない。売る側は「そのほうが英語学習に役立つ」と言っているが、 字幕があった上で選択できたほうがいいと思うのは私だけではあるまい。
この映画の番外的な話題で興味深いのが、「ラストシーンでのシェーン死亡説」と著作権の「1953年問題」だ。 本書では前者のみコラム欄で取り上げている。 生死それ自体よりもガンマンが活躍する時代の終焉を象徴していると見るべきとの解釈が示されており、なるほどと思った。
後者は、シェーンが発表された1953年から50年経過した2003年で著作権が切れるのか(旧法では保護期間50年) それとも2004年1月1日施行の改正法(保護期間を20年延長)が適用されて2023年まで保護されるかが争われた問題。 最高裁は2003年で切れると判断し(パラマウント側の敗訴)、 そのためシェーン、ローマの休日など1953年の作品の激安DVD販売の契機となった。
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