いまだにケニー=バレル以上のジャズギタリストは出現していないのではないでしょうか? あくまでも私の持っている乏しい音楽感覚と経験からなのですけれど。 もちろん、ものすごい速弾きの出来る人やクラシックギターの奏法を取り入れている人など、ケニー=バレルよりもテクニック的には上のギタリストは現在数え切れないくらいいますが、当時セッションにおけるジャズギターのお手本とも言える奏法を確立し、それでいてこれほどスウィングする音色を奏でるこの人の演奏スタイルは、現代でも全く色あせることのない「永遠のスタンダード」だと思います。 この「ミッドナイトブルー」はケニー=バレルがブルーノートに残した偉大な足跡であり、名盤中の名盤と言って良いアルバムです。 一度は部屋の照明を少し落とし、じっくりと音世界にひたって聴いて頂きたいアルバムです。
1985年2月にNewYorkのTownHallにて開催された、BlueNote復活コンサートの再構成版がDVDで発売された。ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムス、アート・ブレーキ-等、超豪華と言ってよいメンバーが集まり、素晴らしい演奏を繰り広げた。この模様は1985年には印象的な薬瓶のジャケットの4枚組みのLD/Video/CDで発売されており、記憶に残している方もいらっしゃると思われる。今回は、曲間にアナウンスが入るドキュメンタリー方式で構成されており、好みが分かれるかも知れない。当時の4枚のLDに含まれていない曲も含まれているため、購入の価値はある。 個人的にはスタンリー・ジョーダンが懐かしく、最近ギターに凝り始めた息子を呼んで一緒に見たりした。1曲のみであったが、「When You Wish upon a Star」も加えて欲しかった。 また、当時のコンサートの記録を見るとまだメディアで公開されていない曲が沢山ある様である。 いつか、「完全版(?)One night with Blue Note」がDVDでリリースされる事を期待したい。
ジャズギターを弾くのも聴くのも大好きです。
詳しくて、素晴らしい本だと思います。 インタビューも良かったし、CDを購入するのにも、良いガイドになります。
少し値段が張りますが、ジャズギター好きの方は、購入なさって間違いないと思います。
トミー・フラナガン (Tommy Flanagan 1930年3月16日〜2001年11月16日) は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト生まれのジャズ・ピアニスト。リーダー作も魅力があるが、特にサイドに付いたアルバムに優れた演奏がある。例えばロリンズのサキコロ、コルトレーンのジャイアント・ステップ、ベニー・ゴルソンのブルースエット、ウェスのインクレディブル、ケニー・バレルのイントロなど。演奏は極めて自己顕示の少ない緻密で確かな技術が定評である。また共演者と対立しない温厚な性格も温かな音となり大きな特徴といえる。アルバムは1957年の録音で何とも豪華な共演者が勢ぞろい、優しく温かい陽だまりの様な演奏にリラックスする。ジャズ喫茶全盛の頃、このピンクの猫のジャケットはよくかかった。激しいバップやフリーの合間にこれがかかると緊張感から開放され和んだ思い出がある。猫はジャズマンのことをキャットと呼ぶのでこういうデザインになったとされる。
(青木高見)
ジャズの雰囲気っていいなあ、と思ってよく聴くようになっていたのですが、
いわゆる「ジャケ買い」で失敗を繰り返していました。
そんな時「美の壺」にはまりました・・金曜の夜にあまりにもピッタリなゆったりとした時間・・・バックに流れるジャズ・・何か全て好み♪
シーンを選ばず、何か聴きたいなあと思ったときはとりあえずこれをかけてしまいます。
私のようなジャズ初心者にとってはとてもよい1枚ではないかと思います。
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