ジョセフ・コットン, オーソン・ウェルズの迫真の演技。他の登場人物も猫一匹に至るまで印象に残る場面があって、しかも筋がぴんと通っている。 チターの音楽も効果的。 ウィーンの雰囲気と合わせて、何度も観たくなる映画でなるほど、人様が名作とこぞっていうだけのことはあると納得です。 どのシーンも印象に残りますが、特に印象に残るのは、終盤近くかな、あの遊園地のシーン。 後の007にもオマージュしたシーンが出てきますが、オーソン・ウェルズの微妙な表情とそれを観て迷う主人公の表情の対比が面白いです。悪い奴なんですけど、どこかにくめないんですね。オーソン・ウエルズの役が。色気があるというか。 あと、ラストの締め方も美しい。これが映画という締め方で唖然としました。 このDVDはあと何回か見ると思いますし、宝物になりそうです。
この第三弾には、第一弾か第二弾に含まれるクリティカル防御発動スキルもしくはクリティカル防御発動パーセンテージアップスキルが無いとほぼクリア不可能なミッションのカードが含まれています。 経験的にクリティカル防御の発動は他の攻撃属性クリティカル発動よりかなり低く、他のクリティカル属性要求ミッションのように偶然に頼って耐え続けてクリアすることはとても困難です。 どれくらい困難かというと、第二弾発売当初公式サイトにクリティカル防御要求ミッションの攻略法が載ったほどです。 http://ar.carddas.com/rider/news_app06.html 因みに私は第二弾も箱買いしましたが、この二枚のカードは両方とも入っていませんでした(苦笑)。無いとほぼクリア出来ないカードがセットで入っていないのは良心的だったのかなと。逆説的に。
グレアム・グリーンは大好きですが、この作品は正直微妙です。 映画化を前提とした原作という予備知識なしで読むと、肩透かしを食らう可能性ありです。
話自体は面白いです。 なので、小説だけ単独で読んでも、プロットは楽しめるとは思いますが、文学としての完成度については、少々手際が良すぎるというか、上手に処理しているという印象で、ちょっと疑問符がつく感じです。
ただ、この小説を先に読むと映像作品を見たくなることは請け合いです。
私の中のベスト3に入る作品。 映画では、55分くらい経ってからオーソン・ウェルズが登場する。 その登場シーンがたまらなく格好いい。 ウィング・チップの靴から顔へ照明があたり、ニヤッと笑うシーンは今でも鮮明に覚えている。 脚本も音楽もキャスティングも撮影も完璧な映画。 どのシーンを輪切りにしても、全部額に飾れるような名シーンばかり。 映画の中の映画。金太郎飴状態の名作です。
面白いソフトだと思います。知能の検査に使われるような問題(図形、判断推理など)が150問収録されています。制限時間をPCが管理してくれること、正当数に応じた「右脳IQ値」が算出されることなど、やる気を持続させるための仕掛けも豊富です。 しかし、気になることもあります。このソフトの、内容ではなく、その説明についてです。より具体的には、「操作説明」で用いられている「直感脳」および「ひらめき脳」という言葉についてです。「操作説明」(というか監修者の理論)においては、素早く解答を出すことが、「右脳」を活性化する―つまりこのソフトの使用から得られる効用を得る―うえで、ともかく必須である、そのような趣旨の説明がなされているのです。そして、「時間をかければかけるほど」、「左脳」の働きが現れてしまう、とも。 しかし、そのような説明は、それを読む人に、まったく何の根拠なしに、当て勘やヤマ勘で問題を解くことがこのソフトによる訓練なのか、という誤解を与えはしないでしょうか。 このソフトの監修者の説明は、「時間をかけて考えること」と「左脳」を使うこと、すなわち論理を使うこと、とを同一視しており、さらにそれと「右脳」を使わないこと、とを同一視しているようなのです。 そこで、私の勝手な解釈を述べますと、監修者の説明にいう「左脳」と「右脳」、その対立の構図によって説明される内容は、「頭でわかる」ことと「体で覚える」ことの違い、等と一般的に表現される内容にきわめて近いと思います。 この右脳ドリルの解き方、すなわち右脳の鍛え方も「体で覚える」ものであって、慣れてくればスピードアップするほど効果が上がるものでしょうが、どのように思考を働かせるべきかがつかめてくるまでは、ゆっくり取り組む以外にないものと思います。
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