収録曲は15曲です。 ・HUSH ・SPEED KING ・CHILD IN TIME ・FIREBALL ・STRANGE KIND OF WOMAN ・HIGHWAY STAR ・NEVER BEFORE ・SPACE TRACKIN' ・SMOKE ON THE WATER ・WOMAN FROM TOKYO ・STORMBRINGER ・MISTREATED ・BURN ・BLACK NIGHT ・BLACK & WHITE
まさに「ベスト」と呼ぶに相応しい選曲です。すべて過去に出版された スコアからの再録と思われます。楽曲ごとの解説はありません。 丁寧な採譜で、3週目などもしっかりと書かれています。 また、一部の楽曲ではキーボードパートなど別ページに掲載されるなど 見やすさも問題ありません。
とりあえず1冊持っておけば何かと重宝しそうでオススメです。 なお「BURN」のギターリフはプリングオフで書かれています。
最強のライブ「ライブ・イン・ジャパン」を生んだ1972年3月1日、コペンハーゲンでのライブに73年5月29日、ニューヨークでの演奏から3曲のボートラを加えたもので、コペンハーゲンでの曲目は「スモーク・オン・ザ・ウオーター」以外「ライブ・イン・ジャパン」と重複しているので、容易に比較することができる。
素直な感想は頂点に達する前の勢いを感じさせるもので、当時の彼らがいかに充実していたかが伺われる内容となっている。無論最高傑作である「ライブ・イン・ジャパン」を超えるものではないが、最高の演奏が日本で行われたことに改めて感謝したい。なお、本作には「ライブ・イン・ジャパン」には未収録の「ファイアーボール」が入っている。
ボートラは「スモーク・オン・ザ・ウオーター」「ストレンジ・ウーマン」「スペース・トラッキン」の3曲。後の2曲は重複収録なので聞き比べてみるのも一興だろう。
「ライブ・イン・ジャパン」で神が彼らに乗り移っていたことを最も痛感させられるのはやはり「スペース・トラッキン」。あまたのバージョンを聞いてきたが、「ライブ・イン・ジャパン」収録の演奏は2度と誰にもできないだろう。このアルバムを聴いてその思いを一層強くした。
デンマークのコンサートが大半を占める。白黒だ。なぜ白黒なのか理解できない。ビッグなバンドなのにこの製作者はわかっているのか。カメラマンも本当に無能で、リッチーブラックモアをほとんど映していない。リッチーのギターの見せ場でもほかを映している。ブラックモアだけを映していればいいんだよと思わず言葉に出た。演奏は100点、映像は30点というところですな。 ニューヨークのコンサートはすばらしい。でもどうして3曲だけなの。どうせならすべてニューヨークコンサートだけのDVDを作って欲しかったですな。 P,S ロジャーは格好よかったです。ブラックモアも大ギタリストとしてのオーラがあります。 でも毎回毎回ブラックモアのコンサートでギターを振り回したり、足でギターを弾いたりというパフォーマンスに関しては閉口します。
サイズもぴったりですし、生地もやや厚めでしっかりしています。
内容充実で素晴らしいムック本。
かつてのストーンズも相当酷かったが、パープルの場合も、メディアの中でまともな音楽評論がなされておらず、例えばCDの解説などもアホなメタル・ライターが書くもんだから、とにかく「狭く、小さいところ」に押し込められていた。そりゃもう、可哀相なほどだった。
ハッキリ言って、今やパープルは「メタルのルーツ」としてしか若い人には認知されていないのが実態、残念ながら。ヘタすりゃ、パープルというだけで嘲笑の対象になる時すらある。 そういう悪しき時代から少しずつ脱却し、ようやくパープルに付いても、その他のロック・バンド同様、「時代を創った偉大なロック・バンド」の1つとして位置付けられるきっかけになって欲しい。 だって、全然メタルじゃないし、ハードロック云々の次元を越えて素晴らしいんだから。
今回のムック本が画期的なことの1つは、昨年7月に亡くなった故ジョン・ロードを軸に編集されている点。 リッチー・ブラックモアは確かに「パープルの顔」ではあったが、そこだけに執着している限り、幅広い音楽性に取り組んでいったパープルの全体像/全史などまともに見えるはずもない。
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