映画としては色々と問題はあるであろうけれども、全編に漂う若き岩下志麻の美しさ、艶っぽさは圧倒的であり、彼女のファンであれば、是非とも見るべき作品である。また、彼女のファンでなくとも、これを見れば、皆彼女のファンになるであろう。要するに、彼女のファンは、日本中に広がるであろう。 その真っ白な背中など素晴らしく、惚れ込んでしまう。 「これがあたしのおとっつぁん・・・」
少し冷静になって再び見ると、左幸子もうまいんだなぁ・・・ 昔の大女優ってすごいなぁ。
どの曲も、耳のそばでそっと歌ってくれているような、
そんな息づかいまでも聞こえ、うっとり聞いてしまい、
時間の経つのを忘れます。
すばらしいとても豊かな時間をすごせます。
21世紀に残したい歌Ver-1で歌謡曲の「北の宿」「津軽海峡冬景色」などをクラシックVnスタイルで演奏したアルバムを入手し、なかなか面白い取り組みで、他のアルバムも聴いてみたいと思っていた。 そんなおり、amazon.comで検索し、入手した。 面白いのは、Vnの名曲ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)と Vnで歌謡曲を演奏したスタイルが同時に聴けるユニークなアルバムであること。この比較で、幸田聡子が本格的なクラシック・アーチストであることが、理解できるし、Vnスタイルで歌謡曲に取り組んでいる姿勢が一時の遊びではなく、聴きごたえのある内容に仕上がっていることが 理解できる。「いい日旅立ち」は、最もお気に入りのトラックである。 Vnソナタ風に仕上がっており、「北の宿」「津軽海峡冬景色」の曲が ベスト3である。尚、「枯葉」はジャズやポュピラー・ボーカルでは多くのバージョンがあるが、Vnものは、初試聴で、重宝しています。
三時間以上の長編映画だが、長いと感じさせることがなかった。一つ一つのシーンに無駄がなくテンポが良く、その上での183分という時間なのだろう。 この映画を観ていて魅かれたのは、人間の業の深さや宿命を描いていることだと思う。映画の描写・音楽等も効果を盛り上げている。特に序盤の恐山のシーン、映像も音楽もインパクトがあり、このシーンが映画全体のトーンの大きな影響を与えていると感じた。全体を通して、温かさを拒否するかのようなモノクロームの画面は、人間の荒涼とした心の部分を語るかのようであり、一方で恐山のシーンは暗いが、紛れもなく日本人の縄文時代から続く原風景を描いているようにも思う。
犬飼多吉/樽見京一郎(三國連太郎)は、元々は素朴な人間だったと思うが、事件に巻き込まれたことから、人を殺めることになる。犯した罪を贖いたい気持ち、逃れたい気持ち、安泰な生活を失いたくないという思いが絡まりあう。 杉戸八重(左幸子)は、娼妓で辛い思いをしながらも、それ故に人に対して素朴な心根を持ち続け、男の人柄に対しても独特の嗅覚が働くのではないか。犬飼から受けた恩を忘れず。たった一度の関わりながらも思い続ける情の深さ。その思いが彼女の生きる支えとなっている。 八重が多吉を思えば思うほど、多吉を追いつめてしまう。多吉にとっても八重はひと時の心の安らぎをくれた女性だけに、多吉の罪の意識も掻き立てられる。 このどうにもできない人間の業の深さ、逃れられない宿命を描いたことが、この映画の凄みとなっている。 そして、伴順三郎の刑事役。コメディアンであり、喜劇が多い伴順にとって珍しいシリアスな演技だが、地方の真面目な刑事の執念を見事に演じていた。この映画は彼にとって代表作ではないだろうか。
サスペンスの中に人間の業の深さを描き、それに適合した画面づくりと音楽、ストーリーに絡まるような俳優(特に三國、左、伴順)の演技。個人的にはこの手の映画はあまり好きではないが、好悪を超えて凄い映画、日本映画史上に残る一作だと思う。
コクリコ坂から、の映画を見てから初めて手嶌葵さんのアルバムを4枚購入しました。
手嶌葵さんの声・歌は何度聴いても癒され、やさしい気持ちにさせられます。
このアルバム、どの曲も秀逸で、特に「虹」「恋するシッポ」「奇跡の星」「家族の風景」は聞くたびに
感動します。 音楽に刺激を求める方にも一度じっくりお聞きして欲しいアルバムです。
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