壮大なスケールの曲、明日への希望を感じさせる歌詞、有坂美香さんの涼しげながら力強い歌声が一体となっていて、素晴らしいと思います。カップリング曲もまた良いです。十二国記を知ってる方も知らない方もこのCDの世界にどっぷり浸れること間違いなしです!山田章博画伯の描かれたジャケットイラストも美麗です。
「月の影」で王として国を背負うことを覚悟した陽子が、王としていかに国を治めるか、に苦悩し、それを乗り越える過程を描いた本作。テーマは「どん底からの成長」です。 物語の始め、陽子は再び顔色を窺う気弱に自分に気付き、民の為の王の姿を学ぼうと老師に教えを請いに街に降ります。 と、同時進行で、鈴と祥瓊という二人の少女の視点でも物語は語られます。 自分が可哀相で仕方ない鈴。華美な生活が忘れられず、逆恨みの権化と化した祥瓊。どちらも始めはどうしようもない自己愛者ですが、清秀、楽俊との旅を経てそれぞれ劇的に変化します。後に、陽子、鈴、祥瓊は邂逅することになるのですが、そこは何度見ても奮えます。 ちなみに、三人のこの後は小説「黄昏の岸」で描かれますので、のめり込んだ方にはそちらもオススメします。泰麒と陽子の出会いもありますし。
私はアニメを少しだけ見て興味を抱いていたのですが、ホワイトハートの文庫しか知らず、最初は敬遠していました。しかし講談社文庫のほうで見つけて手に取ったのが、この本との出会いでした。ものの見事に、その物語に引きこまれ、上巻を買って、読んだ次の日には下巻を買いに本屋に走っていました。 他人に迎合し、目立たず、反抗せずひっそりと毎日を過ごしていた少女・陽子が突如、異世界に連れて行かれ、多くの苦難を味わっているのがこの「月の影・影の海」の上巻です。飢えや渇きに加えて、人間への猜疑心が陽子を肉体的にも精神的にも打ちのめしています。同時に、陽子を通して書かれている人の内面の描写に圧倒され、私自身の内面も見ている気がしました。 小説がこんなに早く読めるのかというほどの早さで一気に読みました。そして何度も何度も読み返しました。これはおすすめです。
ゲーマーなら評価はもっと低くする、全く同感。特に2回目以降のトライに対して、まったく初回と同様の会話選択肢、スキップできない長々としたエンディングロールはいただけない。いわゆるダメなゲームの象徴ですな。 どうにか変わったことができないかと思いあまったわたしは、楽俊を殺してしまいましたよ。あの気のいいねずみをぐっさりさばいたことの代償が、あれっぽっちのストーリー変更では哀しいです。
作品の内容に関しては既にご存知の方が多いと思うので省きます。
BDの質としては、7年前の作品〜HD移行初期ごろ?の作品としてはしっかりとした画質を維持しています。
音質に関してもTrueHD5.1化によって臨場感が倍増。
BDで出した価値十分にありだと言い切れますね。
昨今たまにある、単純にDVDからBDに移し変えただけの乱雑な作品とは違います。
一話1500円換算の値段設定ですが、これにドラマCDがついてくるのでまあ納得できる設定かと思います。
(同NHK絡みの宇宙ものは某販売会社が絡んだ関係なのか、どえらい値段設定だった;;)
個人的にはぺらぺらのBOXではなく、しっかりしたBOXなのも好感です。
欲を言えば、DVD版の表紙をブックレットに入れてほしかったかなと^^;
まだ、数話しか観てませんが、今後のBOXも安心して購入できそうです。
視聴環境
プレイヤー:PS3(CECH-2000A)
AVアンプ:SONY TA-DA5500ES
モニター:SONY KDL-52X5000
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