焼肉が大好きですが、そうそうは食べにいけません。 高いですからね。 普通に美味しい焼肉屋へいけば、焼肉の最高の相棒、ビールも絶対に飲みす。 すると予算は、一人5,000円以上は確実にかかります。
ならば自宅で!
数年前に、既に絶版となった、セラコールのホットプレートの新品をオークションで落札。 なかなか美味しい焼肉をいただいていました。 ただ、このセラコールにも弱点があります。それは、味付け肉を焼くとどうしてもコゲが出る。 マーブルコートプレートを使っているとはいえ、タレがこげてしまいます。
やっぱ、味付け肉を焼くには、網なんですよね。 遠赤外線で焼けるとなおオーケー。
自宅焼肉には、イワタニ 炉ばた大将 炙家(あぶりや)が最高となります。
震災で花見も自粛。 「じゃあ、自宅で。買っちゃえ!」
と言うことで購入。
昨夜、自宅のリビングで炙家で、焼肉をやりました。
焼くのは、100g280円の程度のアメリカ産牛カルビ肉。 1パック580gぐらい入っていて、近くのスーパーで7時以降半額になっていた。なので、実質100g140円。 この肉には、醤油、みりん、砂糖、コチュジャン、麺つゆ、寿司酢を混ぜて、火を通した自家製たれに漬け込む。 それに、味つきシロコロ豚ホルモン。100g90円を200g。(安い!)
合計780gは一人じゃ多いかと思ったのですが、余ったら翌朝の朝飯にすれば良いでしょう。
説明書をざっと読み、水を入れることを忘れずに炙家を点火。 炎はすぐに、バーナーの全てに点火。
他の方のレビューのように、火が行き渡らないという事は皆無でした。 個体差なのか?それとも、改良されたのか?
すぐに、遠赤外線を発する鉄の部分が真っ赤に焼けます。
網に肉を乗せると・・・
ジュ〜〜〜〜〜〜
やばい! やばすぎる!
他の方のレビューにあるとおり、超強力な火力はありせん。 しかし、この火力は私の好きな温度です。 「お!いいねー」という感じ。
火力調整ダイヤルの8割ぐらいで、丁度よい火加減です。
炭火を熾すと、最初は炎がまきおこりますよね? それから、炭火が充分に熾きて炎が消えて、真っ赤に熾きた炭火になります。
遠赤外線で、表面をカリ、中はほかほか、まさに、炙りの火加減。
牛カルビの表面が色が変わったところで、いただくと・・・。
美味い!
美味すぎる!
牛○よりも確実にこっちの方が美味い。 そりゃあそうです。 元の肉がこっちの方が高いでしょうし、焼き具合も変わらないのですから。 あくまでも、私個人の感想ですけどね。
さらに、シロコロ豚ホルモンが、良い色をしてきました。。
私はシロコロ豚ホルモンが大好き。 この肉は、以前からセラコールで何度も焼いてきました。 それは、それで、美味しいかったのですが、炙屋ではどうでしょうか?
見た目は表面が茶色で、ぷっくりとしています。いただくと・・・
え?
これがあの肉?
全然違う!
表面は乾いた感じだけど、中はしっとり。 炭火の網焼きだと、余分な油とともに、臭みもどんどん下へ落ちるのでしょうか? セラコールで焼いた時に感じていたた、ちょっとした臭みが全くありまん。
超!!美味い!
箸が進む進む。 ビールも進む進む。
40代後半のおっさんが、780gの肉をぺろりと平らげてしまいました。
ただやはり煙は凄いですね。 凄いというのは、換気をしなければ、部屋の中に煙の層ができる感じ。 七輪で焼く焼肉屋の半分ぐらいという感じですね。
窓と換気扇全開で焼きましたが、匂いが気になる方は、リビングで焼肉は止めておいた方が良いでしょう。
後片付けも簡単です。本体は濡れふきんで拭き、他はじゃぶじゃぶ洗えます。 ただ、他の方のレビューの通り、遠赤外線を発する部品が、手を切りそうです。
この大河マンガを読み始めて早30年ちかく。このところ以前ほどの勢いはないなと油断していたが、どっこいこの巻は面白かった!ページを繰る手が止まらない。 関ヶ原編、蘭学黎明編に匹敵する面白さである。ということは、幕末編に入ってからは随一の面白さということだ。「巨細漏らさず」という言葉があるが、まさにそんな感じ。作者が「『関ヶ原』『ペリー』に匹敵する歴史転換事件」というだけあって、力が入っているし、それが空回りせずしっかり面白さにつながっている。 感心したのは、桜田門外の変は忠臣蔵と深い関わりがあるという視点が、繰り返し強調されるところである。思えば本作「関ヶ原編」の終わりは、少々唐突な感じに忠臣蔵のことが描かれていたのだが、ここに至ってついにその真意が明かされた感がある。作者の構想(あるいは史観)は30年間、確固として揺らいでいないということなのだろう。 ペリーから桜田門まで7年、桜田門から大政奉還まで8年、ぼちぼち幕末も折り返し点である。みなもとさんには是非とも元気で長生きして、急がなくて構わないので、この作品を完成させて欲しいと切に願う。と同時に、いったいどうやってこの超大作の幕を引くつもりなのか、すごく楽しみである。きっと描き始めた最初の時点からずっと、作者の頭の中には最後のコマが明確にイメージされているのではないかと拝察するのである。
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忠臣蔵をテロとする見方は、当時はもとより、杉浦日向子や「反忠臣蔵読本」などによって試みられていて、さして新しい視点ではない。が、それを「仁義なき」-東映実録路線との比較で読み解く「仁義なき忠臣蔵」がべらぼうに面白い。 「赤穂事件」を「忠臣蔵」と見做すことがいかに危険な思考(というか江戸の人ならともかく現代人ならはっきりいって無思慮)であるかが、作者の映画への愛情と共に軽妙に語られる。今回、NHK大河に便乗する形であろうとこの作品が単行本として読めるのは何より嬉しいことだ。 「忠臣蔵」を賛美することは、ヤクザを擁護すると共に、911テロも米英中心のイラク侵攻にも賛同することだということを僕たちは識るべきだ。 「忠臣蔵」が好きな人が、長崎市長銃撃やオウム(これは断じて飛躍ではない)を非難するこがどれだけ阿保らしくて矛盾しているか、「忠臣蔵」好きな人は思い知った方がいい。
全8章のうち第3章までで、「桜田門外の変」後の動揺が描かれます。 譜代大名筆頭の家格を誇る彦根藩井伊家と御三家水戸藩とが一触即発の緊張状態に陥る異常事態が、緊迫感を伴って叙述されています。 薩摩の動向にも充分なページが割かれています。 脱藩浪士たちが次々に切腹していく様は、身につまされます。
第4章以降では、万延元年遣米使節の太平洋横断が魅力的に描かれています。 この巻で私が一番感銘を受けたのは、咸臨丸ブルック船長の日本人乗組員に対する配慮です(194頁以降)。 ネタバレになりますので詳細は伏せますが、ブルック船長の態度は感動的です。
それから、遣米使節が立ち寄ったハワイに関する描写も凄く面白かったです。 この巻では描かれていませんが、明治維新後、ハワイ王国は日本に対して連合王国構想を提示しています。 この連合王国構想が重要な歴史的意義を持ったことを示唆する研究も昨今あるので(佐々木隆『明治人の力量 日本の歴史』、講談社、2002年、など)、そう考えると、日本とハワイとの関係史は無視できない意味を持っているのだと思います。 そのハワイ王国と日本との邂逅、出会いが魅力的に丁寧に描かれているのは、まさに、『風雲児たち』らしい肌理の細かさだと思いました。
次巻の発売が楽しみでなりません。
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