この手のコンピレーション・アルバムって邪道では、というほど堅くはありませんが、バッハのサンプルのようで、敬遠していたのですが、面白くて結構ハマりました。
多分、バッハ音楽の美しさや親しみやすさをBGMのようにして感じることを目的として作られたのでしょうが、違う聞き方をするリスナーもいるのです。しっかり聞いてニヤッとするアルバムなのかもしれません。
冒頭の聴き慣れた「主よ,人の望みの喜びよ」を聴いて、英語の歌詞なのに驚かされました。♪Jesu, joy of man's desiring,Holy Wisdom, Love most bright;♪ 大人数で有名のモルモン・タバナクル合唱団で、オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団ですから、それもありかな、と。カンタータの編成とは違う、アレンジの壮大さもありでしょう。
「メヌエット ト長調BWV Anh.114」の符点音符と装飾音符で彩られたイゴール・キプニスの演奏に親しみを覚えます。この時代のバッハ演奏の記符と奏法の約束事を思い出しました。バッハの作曲では無くても、この愛らしいフランス風の音楽はバロック音楽に親しみをもたらすものでしょうから。
「ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調」は、レオンハルト、ブリュッヘン、クイケン、ビルスマなどの演奏でした。名手が一堂に会し、華麗で見事なアンサンブルを聴かせてくれたわけで、オリジナル・アルバムを再び聴こうかな、という気にさせてくれます。
「イギリス組曲第3番ト短調BWV808~プレリュード」は演奏を聴いただけで、グレン・グールドの演奏だというのが伝わってくるでしょう。個性が炸裂しています。ノン・レガートで音楽の構造を明確に示す演奏は、他の奏者とは全く違うバッハ像を描き出すようでした。 同様に2枚目の冒頭の「平均律クラヴィーア曲集第1巻~第1番ハ長調」のグールドの演奏の特異さは、聴き慣れた音楽に違う光を当てたように感じました。ここでスタッカートを使用するのか、という思いです。
「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007~プレリュード」は、ヨーヨー・マの演奏でした。カビ臭さとは眞逆のバッハです。躍動感に満ち、ダイナミック・レンジを一杯に取り、フレーズの大きさが実に魅力的です。名演奏の誉れの高いものですが、演奏の力を感じるものでした。カザルスもいいですが、この演奏は現代的という範疇を超えて、21世紀にバッハの音楽の素晴らしさを伝え続けるものでしょう。圧倒されます。
オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」はオリジナルとは別物の音楽のようにして終わりますが、どんなアレンジをしてもバッハはバッハなのでしょう。
松居直美さんのケレン味の無い「トッカータとフーガ ニ短調」の真摯な演奏もまた襟を正して聴きました。残響の豊かな素晴らしいオルガン演奏でしたが、どこのオルガンで、収録ホールや教会がどこなのかリーフレットには何も書かれていないのは困りました。他の演奏の解説も書かれてはいるのですが通り一遍の記載で、あまり参考にならないものでした。バッハをBGMとして聴く分には構わないのでしょうが。 調べて見れば、ドイツのハンブルグにある聖ヤコビ教会のアルプ・シュニットガー製作のオルガンを使用されたようです。この素晴らしい演奏を聴いて、松居さんの他の演奏も聴こうという気になりました。その意味でもこのコンピレーション・アルバムは実に面白いです。
次は「マタイ受難曲BWV244~第47曲『神よ憐れみたまえ』」のアルトの名アリアを、チェロのヨーヨー・マがソロ・パートを演奏していました。邪道のように思いますが、敬虔な演奏で歌詞が浮かび上るようなフレーズィングの巧みさは聴きものです。こんな演奏があったのを知りませんでしたが、名手ヨーヨー・マにかかるとバッハの受難曲も新鮮な音楽として提示してもらえ、新たな発見をする思いでした。お見事。
ブリュッヘンの「無伴奏フルート(フラウト・トラヴェルソ)のためのパルティータ イ短調」もそうで、フラウト・トラヴェルソの音色の美しさだけでなく、ラストへ向かうエネルギーの激しさにビックリさせられます。4分35秒のラストのロング・トーンの処理は、バッハに人間臭い熱い思いを廻らせたような魅力的な試みだったと思います。
もっと他にも心に残る演奏が目白押しでした。それだけバッハの音楽の素晴らしさと過去の名演奏の蓄積の多さと多様性を知る思いでした。 こんな調子で全31曲を聴き通しましたが、バッハの魅力を再発見するのには面白い企画だったと思います。 これは「イマージュ クラシーク」の狙いとは違う聴き方なのでしょうが。
値段は高いが、広い部屋で大活躍!今まで暖房が利かなかった部屋で空調機の反対側からこのサーキュレーターで室内の空気をまわしたところ、部屋が万遍なく温まりました! 音も静かで、リモコンがあるのも便利!
自分ひとりでうつや不安を治療することを目的とした 『うつと不安の認知療法練習帳』が最大の治療効果をもつように、 この本をどのように活用するべきかが詳述された本。
治療に『練習帳』をどのように組み込むか、 クライエントに治療目標をどのように立てさせるか、 クライエントが抱える多様な問題に 『練習帳』をどのように適合させるかが述べられていて、 認知療法をおこなうための実に最適なガイドとなってくれるだろう。
近年、増加の一途をたどっているうつ。 そのうつに認知療法は非常に有効だという。 うつの人の陥りがちな絶望感や無力感などの思考パターンに対した対応方法も 具体的に描かれているので勉強になる。
Amazonさんは送料無料で、商品のパッケージが傷一つなく到着したのが嬉しかったです。わたしは香水は箱もとっておきますので。
さて、コフレセットの中身ですが、まず香水(100ml)について。 トップは桃の香りに、グリーンティの苦味が混じった感じです。甘過ぎず。和風の香りのためか、桃が梅の香りのように感じられます。 ミドルはフローラル。サクラの香りのティッシュが販売されてますが、ちょうどあんな感じの香りです。 さくらもち系ではなく、さくらんぼ系の。
香りのもちはあまりよくありませんので、ラストまでは判別できず。 ボトルがつるんとした形ですので使いやすく、そのまま持ち歩いています。
シャワージェルは香水と同じ香りです。 泡立ちは良いのですが、泡切れは少々よろしくないかと。 ほんのり肌に香りが残ります。
香水100ml+ミニボトル7ml+シャワージェル でこのお値段ですので、かなりお得で使い応えのある商品だと思います。 泡切れと香りもちの点で、★は−1で。
微風にするとあまりに自然過ぎて付けてるのを忘れてしまうほど。 デザインも掃除しやすくとても気に入ってます。 ただ買ったとたんに値下がりしたので星4つにしました。
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