TVシリーズの終了から早6年、蒼穹作戦(前回のTVシリーズにおける最後の戦い)から2年後の世界を描いたのが今回の劇場版蒼穹の
ファフナーです。
フェストゥム(ファフナー世界における生物を「同化」し消滅させる能力をもつ謎の生命体、TVシリーズでは終版に和解という方向性も考え
られたが、終始人類の敵として描かれる)と人類の共生をテーマにし、真壁一騎、皆城 総士、そしてこの2人を繋げる第3の存在として
劇場版に初登場する来主 操(くるす みさお)の3人を中心にドラマが描かれます。そして今作の劇場版を個人的に「キャラ」「ストーリー」
「映像面」に分けてレビューしたいと思います。
まず始めにキャラクターについてですが一言で表現するならば「成長」です。各キャラともTVシリーズから2年という月日が流れているため
に精神的に大きく成長していると思います。その中でも前回のTVシリーズで臆病風を吹かせていた剣司の精神的な成長は何か感じるものがあります。
容姿でいえばカノンは髪も伸ばして、かなりシャープな顔立ちになったかなあと思います。
そして、今回の劇場版には新世代のファフナーパイロットも出てきます。前回のTVシリーズでフェストゥムと死闘を繰り広げた先輩パイロットとの
掛け合いはなかなか楽しめます。TVシリーズでは先輩パイロット達もまだまだ青さがありましたが、成長したなあと思える瞬間です。数々の友の死
(正確にはフェストゥムに同化され存在が消滅)を乗り越えてみんな人間的に強くなったようです。
その他にも、キャラについてはサプライズ的なものもあります。前回フェストゥムに同化されたあのキャラが!?・・・・・ry)
次にストーリーについてですが、物語の芯となるのは冒頭で前述した通り真壁一騎、皆城 総士、来主 操の3人が中心となって進んでいきながら、フェ
ストゥムと人類の共生を描いていきます。フェストゥムとのバトルシーンも多いので、ストーリーが中だるみせずに、テンポ良く進行していると個人的
には思います。
最後に映像面についてですが、クライマックスも含め要所要所の戦闘シーンは手描きの作画とCG(ファフナーはほぼすべてCGで表現しています)を
うまく融合させ迫力のあるメカアクションが描けていると思います。多少評価し過ぎかもしれませんが、新劇場版エヴァンゲリオン 破 に近いもの
はあるかと思います。私事ですが、作画よりも撮影(CGI)のほうが大変だったんじゃないかと思っています・・・。
ついでですが、メカについてもレビューしておきます。今回登場するファフナーは新型機を始め、前大戦で使用した機体に新しいパーツを換装するなど
してデザインが一新されているので非常に素晴らしいです。特に新しく開発されたファフナーマーク・ドライツェンのデザインが個人的にかなりお気に入り
です。早く立体化されないかなあ・・・。
以上、少し長文となりましたが参考になれば幸いです。
アニメの、こう言った本を購入するのは初めてなので、どれ位の情報量なら良い本なのか…と言う基準は分かりません。
初心者と言う事を念頭に、このレビューをご覧頂けますと幸いです。
書き下ろしのイラストページは、物凄く楽しめました。
物語の舞台となる背景設定等もあり、アニメを見た後に、これを読むとより理解が深まります。
今回、アニメを全て見終えて、この本を購入したのですが、アニメを見ただけでは理解し切れなかった用語の説明もあり、便利でした。
キャラクターを1人1人、説明しているページ。
これをもう少し、充実させて欲しかったかなあと思います。
イラストを1枚、書き下ろすだけでも、物凄く大変と言う事は経験上、プロではないにせよ察しますが、もう1カット…何か欲しかったかなあと。
アニメでは見られない、個々の姿や表情なんかを見たかったので、そこが気になりました。
ですが、大好きなアニメを深く理解すると言う点では、とても役立ったし、見ていて面白かったので、満足しています!
『蒼穹のファフナー』 Blu-ray BOX【初回限定生産版】に先がけて発売された、北米版の「ブルーレイ・DVDコンボパック」です。 シンプルな紙箱パッケージ(英語がビッシリ)にプラケースが入っており、それに3枚のBDディスクと4枚のDVDディスクが入っています。
(以下、一部修正と追記:2013.4.20) 内容は、BD(3枚組)にも、DVD(4枚組)にも、まったく同じコンテンツが収録されています。 それぞれTVシリーズ全26話に加え、国内版DVDの9巻目(最終巻)に収録されている、九段会館でのイベント映像・PV・番宣CM・ノンクレジットOP&EDなども入っています。 ちなみに「『RIGHT OF LEFT』完全版」や、「総集編DVD『Arcadian Memory(2枚組)』」「特典ディスク」「ブックレット」は、北米版には付属していません。 ですが、「ブルーレイ視聴環境がないが、DVD-BOXを購入できなかった」という方には、気軽に購入できるという点で、おすすめはできるかもしれません(ただし画質については以下に別記)。
そして、次が一番肝心な問題かと思います。国内版と北米版との画質の差についてです。 ブルーレイの国内版と北米版、そしてDVDの国内版と北米版を、それぞれ比較してみました。 再生環境は、 1.Panasonic 37型液晶ハイビジョンTV + 同社BD再生デッキ 2.BENQ 22型HDモニタ + LG電子BDドライブ + PowerDVD10(再生ソフト)の2通りです。
まず、ブルーレイ。こちらは、国内版・北米版とも、大きな差は見られませんでした。 国内版『 蒼穹のファフナー』Blu-ray BOX【初回限定生産版】のレビューにもありましたが、残念ながら「ブルーレイ化=映像のアップコンバート」はどうやら果たされなかった模様です。 アップコンバートされなかった国内版ブルーレイ&北米版ブルーレイは、共にSD画質のままです。 つまり国内版のDVDと基本的に同じ画素数であるということ。当然、再生した時、どちらも大きな差はありません。
次に、国内版と北米版のDVDの画質比較です。 こちらは、国内版DVDの画質の方に軍配が上がります。 1枚につき3話ずつ収録されている国内版DVDに比べて、北米版DVDは、1枚に7話も詰め込まれていますから、1話あたりのデータ量は半分以下です。 このためか、北米版のDVDの画質は、ザラつくような粗さが目立ちます。 ちなみに、22型のPCモニタで北米版DVDを再生した時の方が、それより大きい37型液晶TVで見た時よりも、画面のざらつきや画素の粗さが目立って見えるように感じられました。 このように、再生機器やモニタの性能など、視聴環境によっても見え方は変わってきます。しかし、北米版DVDの方が基本的に画質が粗いことは間違いないでしょう。 この点は、2013.1.8のレビューにきちんと書けていなかったので、訂正いたします。申し訳ございませんでした。 それ以外では、DVD&ブルーレイ共に、若干北米版のほうが色味がきついような気がしますが、「そんな気がする」程度のものです。TVやモニタの設定によっても色調は変わるので、大した問題ではないと思います。
パッケージに関しては、留意点があります。プラケースを梱包している紙箱が、これまた「日本人には発想できない」構造になっています。 いきなり、箱の「底」がありません。なので、開封後、箱の上から「しっかり手で握り締める」「強めに指と指ではさみ持つ」ようにしないと、中のプラケースがスコーンと落下して、「ぎゃ〜」となります。 一見「何で!?」と思いましたが、底がないのは「紙箱から中身を取り出しやすくするため」。慣れると、持った手の力加減で紙箱から「スルッ」とプラケースを引き出せるようになります。 これを「極めて便利だ」と思う「あなたはそこにいますか?」。いずれにせよ、独特な構造の紙パッケージになっているので「プラケース落下」にだけはご注意を。
最後に、実際に視聴してみてわかった「プラスα」と、それに対する感想を。
1.ブルーレイもDVDも、再生すると、冒頭に「日本製アニメ・北米版」のCMが流れます。が、この冒頭CMは「絶対に」「どんなに頑張っても」スキップできません。 2.国内版とチャプターメニューが異なります。 北米版のチャプターメニューは、「EPISODES」をクリック→各話ごとに区切られている、それだけです。 メニュー画面から各話の「オープニング・Aパート・Bパート・エンディング・予告篇」を選ぶことはできません。 しかし、再生中に「スキップ」させると、「オープニング」「Aパート」「Bパート」「エンディング」「予告篇」の順にジャンプできます。それを判っていれば、さほど不自由は感じないと思います。
3.二ヶ国語で収録されている「音声」について。 先ほど書いたチャプターメニューの「SETUP」から、「AUDIO」を「JAPANESE STEREO」、「SUBTITLES」を「OFF」にすれば、国内版とほぼ同様の内容で視聴できます。 「ほぼ」と書いたのは、「エンディングの字幕」が、日本語オリジナル版より「なんかちょっと違ってる」からです。 英文のスタッフロールが、画面中央を容赦なく横切ります。特に通常EDの真矢がかわいそうなことになってます。感じ方は人それぞれかもしれませんが。
4.言語(AUDIO)を英語、字幕(SUBTITLES)をON。この状態で視聴すると、英語の教材にもなります。 プロの声優さんの英語なので、発音がとてもクリアです。また、日本語版の内容を知っていれば、英語のセリフや字幕にもなじみやすいと思います。英語学習の気分転換にもなるでしょう。 あと、こちらも訂正追記です。英語版のセリフは字幕と完全には一致しておらず、結構違う単語を使ってペラペラ喋っています。 ですが、字幕より英語のセリフの方が、原作に近い繊細なニュアンスを表現しています。ヒアリング教材にいいですよ、これ(ファン限定かもしれませんが)。
5.日本語オリジナルにかなり近い声の声優さんが、キャラの特徴をつかんだしゃべり方で、頑張って吹き替えしています。 が、いくらか例外もあります。例えば、日本語版の小楯衛役は斎賀みつきさん(女性)ですが、北米版は男性の声優さん。これまた、なかなかファンキーな衛に仕上がっています。 真壁司令の声も、ちょっと甲高いです。あと、個人の名前の呼び方が、完全にアメリカンなアクセントになっていて、「カズーキ」「ソウシィ」「サクーラ」「ショウコゥ」。 他にも色々ネタはありますので、英語の勉強以外にも、ヒマな時に「英語をしゃべる竜宮島の人々」を楽しむのも、また一興かと思います。 大変長くなりましたが、まとめると、 ●とにかく、『蒼穹のファフナー』全26話を、安価で手っ取り早く手元に置いておきたい ●「かなりの」簡易包装であるけれど、国内版仕様のような豪華なケースでなくても構わない ●ブルーレイ再生環境がないため、国内版DVD-BOXを購入しようとしたが、できなかった。そして、多少画質が粗くても、我慢できる ●『RIGHT OF LEFT』は、単品を購入する(またはしている)ので大丈夫 ●そして『RIGHT OF LEFT』の、「特別編」は見なくても大丈夫 ●『Arcadian Memory』は必要ない、もしくは購入済み ●特典ディスクもブックレットも必要ない。だから大丈夫 ●エンディングの字幕が時折残念なことになっていて、物語の余韻が若干冷めるかもしれないけれど、気にしないから大丈夫 という方には、国内版 Blu-ray BOXよりも、こちらを購入される方が、コストパフォーマンス的には宜しいかもしれません。そして、 ●英語をしゃべる一騎や総士を見てみたい ・・・という、あなたはそこにいますか?・・・「(見てみたい)私は、ここにいる!」という方も、是非ご覧になって下さい。なかなか面白いですよ。
オススメですが期待して買うのはやめた方が良いです。 DVDをすべて購入して視聴したのですが、ストーリーはよくできているし、演出もキャラも良いです。 BGMも荘厳な雰囲気にあっていますが、作画が途中から狂い始めます。 間違いなくオススメできる作品ですが、作画の安定感は☆一つです。 私は作画などはあまり気にしませんが、この作品は結構粗目立ちします。 特にワンクール過ぎた後の十三話。 明らかに作画してる人変わってないか? と疑問を持ちます。 描き方や色合いもかなり変わっていて、アレックスが面長になります。 そこを気にしなければ大丈夫! 多分!
ディスク1・2に蒼穹のファフナー、本編劇伴が
ディスク3に蒼穹のファフナー Right of Leftの劇伴が
そしてディスク4にはドラマが2本、ディスク5には3曲のキャラソンとOPEDのテレビサイズと総士によるモノローグが未発表のも含め21本も入っています
劇伴だけでも160分程となかなかの長さかと思います
正直これだけのボリュームで5500円は安いのではないでしょうか
同封されているブックレットに載っている斉藤さん・冲方さんのインタビューは過去のものの再録ですが、読みごたえは十分に有ります
ドラマCDとして発売された「STAND BY ME」と「GONE/ALIVE」も収録して欲しかったな、と言う気はしますが、 それでも満足の内容かと思います
カバーのデザインもシンプルですが素敵です
ファフナーと言う作品を象徴しているような蒼色が眩しいです
ファフナーを知っている方はもちろん、知らない方やオーケストラ調のBGMに興味のある方にもお勧めの作品です
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